芸術家・マックィーンを知る、初の回顧展。

  • 文:宮田華子
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LONDONロンドン

芸術家・マックィーンを知る、初の回顧展。

文:宮田華子

ヘリコプターからの撮影で自由の女神の細部を間近に眺めることができる映像『スタティック』、2009年。 photo: © Steve McQueen. Courtesy the artist, Thomas Dane Gallery and Marian Goodman Gallery

アカデミー賞作品賞を獲得した映画『それでも夜は明ける』の監督であり、イギリスを代表するアーティストとして知られるスティーヴ・マックィーン。新年の叙勲でナイトの称号を授与されたことも話題だが、時を同じくして彼の25年にわたる現代アーティストとしての活動に焦点を当てた展覧会がテイト・モダンにて開幕した。
初期作品『エクソダス』(1992/97年)、アフリカの活動家の足跡を追った『エンド・クレジット』(2012年~)など、主にアートスペースで発表された映像、写真、彫刻14点を取り上げる。社会と時代を厳しい眼差しで見つめ、製作された作品の数々に、見る側は彼の深い心の内と対峙し、親密な会話をしているような錯覚に陥るはずだ。

STEVE McQUEEN

Tate Modern, Bankside, London SE1 9TG 
最寄り駅:SOUTHWARK 
TEL:020-7887-8888 
開館時間:10時~18時(金曜と土曜は22時まで) ※入場は閉館45分前まで
料金:一般13ポンド 無休 ※開催中~5/11まで
www.tate.org.uk/whats-on/tate-modern/exhibition/steve-mcqueen