最新のサーキュレーターについて教えて!

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    写真、ムービー撮影:遠藤 宏 ムービーディレクション:谷山武士 文:和田達彦
    ライフスタイル提案型の家電店として、研ぎ澄まされたセレクトや企画性に注目が集まる二子玉川 蔦屋家電。そこでプロダクトとユーザーをつなぐ役割を担うのが、個々の製品やジャンルに精通したコンシェルジュたち。そんな彼らに疑問を投げかけ、心を満たすプロダクトを導き出すのがこの企画。今回は、サーキュレーターの活用法とお薦めの製品について聞きました。

    最新のサーキュレーターについて教えて!

    住コンシェルジュ:遠藤哲也さん。パソコン専門店や携帯電話ショップなどを経て、蔦屋家電へ。「お客さまに対しては、1対1だけでなく店として接客することを心がけ、この場を楽しんでいってもらえたらと思っています」


    「サーキュレーターは、風を起こして室内の空気を循環させたり、換気することを目的とするものです。エアコンを冷房運転している時は、エアコンを背にするようにサーキュレーターを置くと、床にたまった冷気が循環し、部屋全体を速やかに涼しくできます。反対に暖房時には、エアコンや暖房器具の対角線上の部屋の隅に上に向けて置くと、天井にたまった暖気を循環させて効率よく部屋全体を温めることができます。また開けた窓に向けて置くと、部屋の空気を外に排出するので、速やかに換気が行えます」

    VORNADO(ボルネード)のDCモーター搭載サーキュレーター。左は14畳まで対応の「5303DC-JP」(W27.5×H30×D18.5cm)¥19,440(税込)。重量は1.8kg。右は35畳までの「6303DC-JP」(W31×H37×D21.5cm)¥28,620(税込)。重量2.5kg。

    「風を起こすなら、扇風機でもよいのではと思う方もいるでしょう。しかし扇風機はサーキュレーターほど強い風は起こせないので、リビングなど広い部屋では十分に効果を発揮できません。特に吹き抜けやロフトがある部屋など、天井が高くて広いスペースでは、サーキュレーターの利用をおすすめします。従来のサーキュレーターは、作動音が大きく、風量も2~3段階の調節しかできないものがほとんどでした。しかしVORNADO(ボルネード)の製品にはDCモーターを採用したモデルがあり、静音性に優れ、消費電力も抑えられるのでお薦めです。風量も99段階とほぼ無段階に調整可能です」

    バルミューダの「GreenFan(グリーンファン) C2」(W32×H34×D23cm)¥24,408(税込)。重量約3.0kg。

    「では逆に、サーキュレーターを扇風機としても使えないかと思う人もいるかもしれません。しかしサーキュレーターは風を遠くまで届けるためにつくられているので、竜巻状の風を浴び続けることになりますが、この風は身体が冷えすぎて不快に感じてしまうのです。とはいえワンルームマンション程度のスペースでは、扇風機とサーキュレーターの2台を置くのは抵抗があるでしょう。そんな場合にお薦めなサーキュレーターが7月に登場しました。バルミューダの『GreenFan(グリーンファン) C2』です」

    ニオイを最大94.7%除去する活性炭脱臭フィルターを搭載。ジェットモードを活用することで調理臭やペット臭を速やかに除去できる。

    「『GreenFan C2』は、扇風機の『The GreenFan』同様に二重構造の羽根を採用し、自然界の風のように浴び続けることのできるやさしい風を送ります。その一方で同社の空気清浄機のようにジェットモードがあり、部屋の風を強力に循環させることもできます。さらに空気の吸い込み口には高性能の脱臭フィルターを搭載し、常に心地よい風を送ることができます。またん別売りのBattery&Dockをつけることで、コードレスサーキュレーターとして使うこともできます。熱のこもりがちなキッチンに置いたり、部屋干しの洗濯物に風を送って乾きを早くしたりと、一年中家のあらゆる場所で活躍してくれますよ」

    ●二子玉川 蔦屋家電  TEL:03-5491-8550 https://store.tsite.jp/futakotamagawa