まだまだ暖かいベッドに未練タラタラの渡邉さん。椅子の上に重ねてあった服を引っ張り出しています。

「さあできた！」と、やっとのことで起きる覚悟を決めた渡邉さん。アレンくんは「やれやれ」のご様子。

と、思いきや、昨日着た服と同じという事実に気づいた渡邉さんは、またまたお着替えを開始。アレンくん。もうただ静観するだけです。

今度こそ。昨日とはイメージをガラリと変えて、大人っぽいブラックのニットとベージュのパンツでスタイリング。

自然な太眉を活かしたナチュラルメイクに、ワンポイントのリップで大人っぽさもアピール。こんな自然体の佇まいが、女性ファンに共感されているポイントのひとつ。

「アレン、準備できたよ〜！」と、コートを着込んで事務所へと出発。事務所までは歩いて10分程度の道のりで、アレンくんの散歩に丁度いい距離感。

事務所に着いて、早速筆を走らせる渡邉さん。アレンくんはすぐ後ろにある専用ベッドで日向ぼっこ。渡邉さんが仕事を始めると、静かにその様子を見守るのが日課のようです。

雑誌の仕事と並行して、最近は企業やブランドと直接関わる仕事が増えてきたと語る渡邉さん。イラストレーターというと、常に自宅に閉じこもって絵を描いているイメージがありますが、渡邉さんの場合は、イベントや打ち合わせなどで遠方まで出かけていくことも多いそう。

渡邉さんのデスクの傍には、カラフルなマーカーやサインペンやボールペンが、びっしりと並べられたツールボックス。この色みのチョイスだけでも、すでに可愛らしさが感じられる。

かなりスピーディに色付けまで進めた渡邉さん。すっきりとした上品かつ繊細なタッチで、女性らしさ溢れるイラストを書き上げていきます。渡邉さんが描く女性は、いつでもファッショナブル。

最後は顔を描くだけ、という段階で、突然筆が止まってしまった渡邉さん。こんな時は、大好きな手塚治虫先生にあやかってベレー帽を被ってみると、ほらインスピレーションが！ と、うまいこといく場合もあれば、いつの間にかパソコンのブラウザーでNetflixを開いている自分に気がつくことも……。