「パラブーツ」の足元カブりはもう心配なし! ひとクセあるシューズを、リニューアルした青山店で発見しました。

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    構成、文:高橋一史
    写真:宇田川 淳

    Vol.43 「パラブーツ」の足元カブりはもう心配なし! ひとクセあるシューズを、リニューアルした青山店で発見しました。

    Paraboot

    気になるブランドの靴を初めて買うなら、最も望ましいのは、直営店に足を運ぶことです。サイズも色数も豊富に揃っていますから、選択の幅が広がります。店のスタッフと、靴底の貼り替えなどのサービスについて相談できるメリットもあります。さらに、購入を考えていた靴以外のユニークなシューズに出合えるのも、直営店の楽しさです。

    今回の「着る/知る」は、2018年8月21日にリニューアルオープンした「パラブーツ青山店」で取り扱われている、直営店ならではの希少性のあるシューズを3足紹介します。「パラブーツ」はラインアップの大半が定番モデルで、素材や色を変えてシーズン毎にアップデートされています。このアレンジにより、定番がまったく新しい印象になる面白さも見逃せません。

    まず最初にお届けするのは、1945年に誕生したチロリアンシューズの「ミカエル」。日本でパラブーツが注目され始めた80年代から人気が続く、同ブランドの代表作です。上写真の一足は、モダンなワントーン配色で、大きな特徴はアッパーのヌメ革。日焼けで色が濃くなり、履き方によって色ムラも変わっていくエイジング仕様です。初登場したのは、2018年春夏シーズン。新品状態をキープしたい人には不向きな、でも革の味わいが好きな人にはたまらない魅力にあふれた個性派です。

    ブラウン系の色が気になる今季。

    ル・コルビュジエの椅子のようなポニースキンが迫力満点の「ミカエル」。カジュアルなシューズが豪華な素材をまとい、ハイブリッドに生まれ変わりました。相性のいい服の色は、ブラウンを始め、ネイビー、オリーブグリーン(カーキ)など。カーキの太めカーゴパンツ+白ボタンダウンシャツ+ネイビーブレザーの組み合わせで、着崩しプレッピースタイルを狙ってはいかが?

    ポニースキンの「ミカエル」¥72,360/パラブーツ(パラブーツ青山店 TEL : 03-5766-6688)

    ワークブーツの、「ベルジュラック」。セレクトショップではあまり取り扱われない珍しいモデルです。通常の定番品はレザーが濃茶のオイルドヌバックですが、掲載品はベージュスエードに変更されています。アウトソールも、冒頭のミカエルと同様の薄茶色が採用されました。デザートブーツのようにどんな服装にも品よく馴染む、エレガンス好みの大人向けブーツに仕上がっています。

    スエード革の「ベルジュラック」¥70,200/パラブーツ(パラブーツ青山店 TEL : 03-5766-6688)

    photo : ©Paraboot

    photo : ©Paraboot

    リニューアルした青山店(上写真2点)は、白さが際立つモダンな空間。若い世代や女性でも入店しやすい、クリーンな印象に生まれ変わりました。新たにソファが設置され、リラックスしながら靴をフィッティングできます。パラブーツの全国の直営店は、青山店、銀座店、大阪店、札幌店の4店。2001年に最初に誕生したのがこの青山店です。17年ぶりに心機一転したこの店は、長年愛されている定番はもちろん、今回紹介したようなユニークなモデルも取り揃えられています。お気に入りを見つける喜びを味わいに、ぜひ行ってみましょう!

    パラブーツ青山店
    東京都港区南青山6-12-3
    TEL:03-5766-6688
    営業時間: 11時~20時
    不定休

    www.paraboot.com

    記事冒頭の「ミカエル」の製法は、2重ステッチが特徴の、雨水の侵入を防ぐノルウィージャン・ウェルト製法。
    「ミカエル」¥70,200/パラブーツ(パラブーツ青山店 TEL : 03-5766-6688)