ロングパワーで軽快に日常使いできるヴィンテージテイスト。ラドー「キャプテン クック」が初の大型セラミックケースで新登場

文:笠木恵司

矢印をダイナミックにデフォルメした時針に細身の剣型分針。経過分を簡単に測定できる回転ベゼルは皿のような斜面の凹型。ラドーが1962年に発表したダイバーズウォッチ「キャプテン クック」は、独特の愛嬌が感じられるロングセラーだ。人気モデルだけにしばしばリニューアルされてきたが、オリジナルのデザイン要素を忠実に継承しながらも、マスター・オブ・マテリアルズ(マテリアルの名匠)といわれるラドーの真骨頂を存分に発揮した新作が登場した。  「キャプテン クック」では初となるモノブロック(一体成形)のハイテクセラミックをケースに採用。しかも直径は43㎜。初代は37㎜であり、これまで...

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