豊かな階調で 他社に差をつけた、 有機ELの最右翼。

文:麻倉怜士

「ほしいテレビは有機EL」が、常識になりつつある。21世紀の初めの頃は、バックライト発光で明るいが画調にクセがある液晶と、自発光にて画質はとてもよいのだが暗めなプラズマが二択で選べたが、プラズマが液晶に負けてから、ユーザーは液晶テレビしか選べない状態が続いていた。しかし昨年から、プラズマの後継たる有機ELテレビが登場し、自発光デバイスならではのコントラストの確かさ、視野角のストレスのなさで、「高級テレビは有機EL」というイメージづくりに成功した。 このほど2018年モデルが各社から揃い踏みしたが、昨年の発進モデルから大幅に画質を向上させたのが、パナソニック。有機ELに搭載するパネルは...

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