気鋭のブランド「ゴリラ」が、日本人時計師と驚くべき低価格の複雑時計を開発。

文:笠木恵司

セラミックやチタンはもちろん、軽量で強靭なフォージドカーボン(鍛造炭素)をミドルケースに用いるなど、先端素材を贅沢に使いながらも、10万~30万円台という信じられない価格帯でデビューした時計ブランド「ゴリラ」。この新進気鋭のブランドが初の複雑時計を発表しました。 ダイヤル上部に見えるのは、120度の扇形に配された分表示。その下を、時間表示のためのディスクが回転しながら通り過ぎていく仕組みです。上の写真は右側のディスクが9時を表示し終えたところで、左側のディスクが10時を表示しはじめています。このディスクは回転しながら右側に向けて少しずつ進み、分を指し示していきます。レトログラードのよ...

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