ステイホームを癒やす、 ランタン「リフル」の木の温もりと炎のゆらぎ。

青野 豊・写真 photograph by Yutaka Aono

1949年創業、名古屋市に本拠地を置く石油燃焼機器メーカーのトヨトミ。今年新たに、固形燃料ランタン「リフル」が発売された。アウトドア用の照明器具ではなく、本物の炎で心のスイッチを切り替えるというのがこの商品のコンセプト。同社は石油コンロを礎として、約70年にわたり「暖めるための炎」に携わってきた。リフルは、火に触れる機会が減っている現代において、炎の新しい価値をつくりたいと生み出された意欲的な一台だ。 手にしてみると、一般的なアロマキャンドルをふた回りくらい大きくしたような存在感がある。意外に思うかもしれない。だが、この大きさこそがキャンドルのような小さな炎ではなく、キャンプファイヤ...

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