ロールス・ロイスが“次元の違い”を見せつける⁉ 新型ゴーストの卓越性は、共鳴周波数への執念にある。

ロールス・ロイスが「そのエッセンスを追求した」と主張する、新型ゴースト。乗った結論からいうと、それ以上の高みに達したと言えるはず。ランタンの炎が馬車の輪郭を明らかにするように、新生ゴーストは再びその姿を現し、我々の度肝を抜いたという感じ。ファントムと並んで、現世で体験しうるおそらく最高のサルーンだし、ロールス・ロイスは自身に課せられた高いタスクを、完全に越えてきたんだ。 まず乗り出し価格が3500万円を越えるにしろ、それが高すぎるとは決して感じさせないつくりに、ロールス・ロイスはなぜロールス・ロイスなのかと考え込まざるを得なかった。ステアリングを握ったのが1カ月前で、トータル2時間に...

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