ノートルダム大聖堂 再建に立ちはだかる障害

文:M.L.ネステル

<大聖堂の火災はパリ市民にこのうえない衝撃を与えたが、修復と再建は不可能ではないと専門家は言う。ただしかなりの困難に直面することは確実だ> 容赦のない炎によってノートルダム大聖堂の屋根が崩壊するありさまを、セーヌ河岸に集ったパリの住民たちはあえぎ、涙を流しながら見守った。だが1992年に壊滅的な火災に見舞われた英王室のウィンザー城の修復に関わったイギリスの建築家は、焼け跡の灰のなかから希望は立ち現れると信じている。 何世紀もの間、貴重な歴史的建造物や聖なる場所が爆弾や火事によって破壊される事件はいくどとなく起きている。だが昔日の栄えある姿に復元されたケースも多い。4月15日に本...

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