「お金」から読み解く新しいアート特集、Pen 2月15日号「いまこそ知りたい!アートの値段。」が好評発売中です。

文:Pen編集部

昨年秋、サザビーズで落札されたバンクシーの絵が、直後に額縁内の装置で裁断されたニュースは記憶に新しいところ。この行為で作品の価値はさらに高まったと噂されています。美術館で観ていると忘れがちですが、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵も伊藤若冲の絵も誰かが購入して、いまに受け継がれてきました。つまり、売買もアートにとっては重要な側面なのです。気になる「お金」に着目して、いつもとは違う角度からアートを見直します。 まずは、アート界に影響力をもつ人々から。イギリスの美術誌『アートレヴュー』は毎冬、アート界の「番付表」ともいえるランキング、「パワー100」を発表しています。上位を賑わせて...

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