日替わり餃子、中身はなんと廃棄食品⁉

文:河内秀子

年間1800万tもの食品ロスが、大きな問題となっているドイツ。2030年までに半減させる目標を掲げ、街には廃棄食品を減らす“フードレスキュー”のアイデアが次々と生まれている。 飲食店が集まるクロイツベルク地区にオープンした「ディングスダムス・ダンプリング」は、廃棄食品を材料に活かしたダンプリング(餃子)の店。形や色が悪かったり、包装が破損していたりする難あり食材でも、刻んで餃子の皮で包めば気にならない! というわけだ。仕入れが予測できないことを逆手に取り、ポテトサラダやソーセージ、ザワークラウト、リンゴを使ったデザート風など、多彩な具のメニューを日替わりで提供。連日通う人もいる盛況ぶりだ。

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