台湾茶とコーヒーのブレンドは、どんな味?

文:近藤弥生子

茶の文化が深く根付く台湾では、人々は口の中で広がる茶の余韻を大切にする。「コーヒーは後味に苦みが残るが、台湾茶のように甘さが残ったらもっとよいのでは?」。そんな台湾人らしい発想から昨年誕生したのが、台湾茶とコーヒーを絶妙なバランスでブレンドした「タイジー」。つくったのは台湾茶とコーヒーの両方を知り尽くす「デェザオカ」オーナーのジョナサン・リーだ。台湾中の茶農園を回って見つけた文山包種茶と阿里山コーヒーをブレンドした「フローレンス阿里山コーヒー」は、飲み口はコーヒーの豊潤な香りが、後味にはウーロン茶の甘さが口いっぱいに広がる。4年かけてたどり着いたという風味を、ドリップバッグで手軽に楽し...

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