初のワールドチャンピオンを記念して贈られた、グリュエンの時計【ベーブ・ルース編】

“野球の神様”ベーブ・ルースのメジャーリーガーとしてのキャリアはボストン・レッドソックスというチームで始まった。ルースはすぐに投打で大活躍し、1919年にはオーナーに年棒2万ドルを要求する。支払いに困ったオーナーは、ルースを当時弱小球団だったヤンキースに10万ドルのトレードマネーと引き換えに売り払ってしまう。 ヤンキースに移籍したルースは打撃に専念し、ホームランを量産。その人気は全米に広がり、どこの球場でも超満員を記録し、球団の収入もうなぎのぼりで増えた。そして1923年、ヤンキースはついに自前のスタジアムが持てるまでに。ヤンキー・スタジアムが、別名「ベーブ・ルースが建てた家」と呼ば...

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