フーテンの寅にオマージュを捧げた、旅心のうずくアイテム

「若い時っていうのはな、胸の中に炎が燃えている。そこに恋という一文字を放り込むんだ。パアッと燃え上がるぞ」 シリーズ43作目『男はつらいよ 寅次郎の休日』(1990年)で、甥の満男(吉岡秀隆)と満男が恋する泉(後藤久美子)が自転車に乗って去っていく姿を見ながら、寅さんは恋についてこう話す。 時間や年齢を超越して人生を愉しみ、恋を謳歌する寅さんの手元を飾っていたのは、金の時計や指輪だ。いかにも香具師らしいセレクトだが、寅さんにかかると江戸の粋を表現しているようにも感じる。 今回、ビームス ジャパンでは日本が世界に誇る時計メーカーのセイコーとコラボして、寅さんに着けて欲しいイメージで...

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