神戸で創業して80年余り、日本のコーヒー文化を牽引してきたUCC。1987年、ポートアイランドに開館したコーヒー専門博物館であるUCCコーヒー博物館は、今年10月1日(コーヒーの日)に30周年を迎えました。
世界初の缶コーヒーを開発するなど、家庭で気軽にコーヒーを楽しめるように技術革新を続けてきたUCC。30周年を機に、「NEXT COFFEE CULTURE」をテーマに次なる時代への新しいコーヒーの楽しみ方を提案する多彩な記念イベントを11月12日(日)まで、UCCコーヒー博物館で開催しています。
その第一弾が「NEXT COFFEE 30MENU」。博物館内の喫茶室コーヒーロードで、新しい飲み方や淹れ方にこだわった30種類のコーヒーが10月9日(月)までの期間限定で楽しめます。
たとえば直営農園の「ブルーマウンテンNo.1」などシングルオリジンのスペシャルティコーヒーや、コーヒーの原点と言われ、約450年の伝統がある「ターキッシュコーヒー(トルコ式コーヒー)」、フランスのルイ15世が愛飲した伝説のコーヒー「ブルボンポワントゥ」を7年の歳月をかけて甦らせた貴重なコーヒーも1日5杯の限定で提供されます。
なかでもお薦めなのは、独自開発した専用サーバーで淹れた「アイスブリュードコーヒー」。クリーミーできめ細かい泡がまるで黒ビールのような、いままでにない新感覚のアイスコーヒーです。ぜひあなたの舌でお気に入りの一杯を探してみてください。コーヒーの新たな魅力に出合うはずです。
神戸から世界へ、次なる時代へNEXT COFFEE CULTUREを発信!
9月27日に行われた、UCCコーヒー博物館30th ANNIVERSARY発表会では、UCCホールディングスの上島達司会長をはじめ、石谷桂子常務、山岡昭雄館長の3人が登壇。新しいコーヒーカルチャーについて農法、テクノロジー、新しいライフスタイルの提案と3つのカテゴリーに分けてプレゼンテーションしました。「国内のコーヒー消費量は約47万トンと4年連続で過去最高を記録。日本のおもてなしや喫茶文化は海外からも注目されている」と上島会長。さらに石谷常務は「1960年代のシアトルで始まったセカンドウェーブ、続いて到来したサードウェーブ、そして次のウェーブに向けて、すべての分野で革新を続け、次なる時代の新たなコーヒー文化を創出したい」と意欲をにじませました。
博物館内は、螺旋状の緩やかなスロープになっていて、コーヒーの起源、栽培、鑑定、焙煎、抽出、文化と6つのブースを見学できます。2013年にはUCCグループ創業80周年を機に館内の展示が全面的にリニューアル。焙煎体験(要予約・有料)や月替わりのテイスティングコーナーなど、体験型プログラムもさらに充実しました。子どもから大人まで五感で楽しみながら学ぶことができ、コーヒーの世界観が深まること間違いなしです。今後は、次世代にコーヒーの魅力を伝え、持続可能な社会の担い手を育成するため、中学生、高校生向けに新たな学習支援プログラムも提供する予定です。
1987年10月1日に開館したUCCコーヒー博物館。81年の神戸ポートピア博覧会に出展していたパビリオンを解体し、コーヒー文化に影響を与えたイスラム教のモスクをイメージして新たに建設されました。開館以来、130万人が来場しています。「カップから農園まで」をテーマにコーヒーのすべてを網羅しているUCCコーヒー博物館で、新たなコーヒーカルチャーを体験してみませんか?
「NEXT COFFEE 30MENU~30周年30種類のコーヒーメニュー」
開催期間:2017年9月27日(水)~10月9日(月)
開催店舗:UCCコーヒー博物館内 喫茶室コーヒーロード
兵庫県神戸市中央区港島中町6-6-2
TEL:078-302-8823
営業時間 :10時~18時(17時30分L.O.)
定休日:月(祝日の場合は翌火曜)、年末年始 ※博物館に準ずる
※博物館に入館せず、喫茶室のみの利用も可
UCCコーヒー博物館
兵庫県神戸市中央区港島中町6-6-2
TEL:078-302-8880
開館時間:10時~17時 ※入館は16時30分まで
入館料:大人(高校生以上)¥300、中学生以下は無料,シニア(65歳以上)¥150、団体(20名以上)¥240円、障がい者(介添人1名まで同額)¥150(シニア、障がい者の方は証明書が必要)
休館日:月(祝日の場合は翌火曜)、年末年始
http://www.ucc.co.jp/museum