快適な“使い心地”にこだわって、変化し、進化し続ける「STANDARD」

0.1ミリ単位の改善により、進化し続ける定番アイテム

0.1ミリ単位の改善により、進化し続ける定番アイテム

小林伸崇。1976年、和歌山県生まれ。マガジンハウス「POPEYE」編集部での編集アシスタントを経て、ファッションスタイリストとして独立。弊誌「Pen」やメンズファッション誌をはじめ、広告、CM、ブランドカタログなどで多彩に活躍する。

自らも約20本を所有する眼鏡ユーザーであり、デスクワークの際にはパソコン・スマートフォンなどが発するブルーライトをカットする「JINS SCREEN(旧JINS PC)」を使用するなど、以前からジンズのアイウエアを愛用する小林さん。「JINS DESIGN LAB.」が試みた、定番モデルのリデザインをどう感じたのでしょうか?

「『JINS SCREEN』やセンシング・アイウエア『JINS MEME』の開発など、ほかのアイウエアブランドがやってこなかったことに挑戦する姿勢に、かねてから感心していました。また、全128種類もの定番モデルをすべて進化させ、デザイン性とかけ心地をいっそう向上させようとするジンズの姿勢には強く共感します。アイウエアと同じように、身に着けるもので僕が定番として愛用しているのが、この『トム ブラウン』のボタンダウンシャツです。老舗メーカーの生地を使用した定番モデルながら、縫製やシルエットをリファインすることでデザインも着心地もモダンに進化し続けているアイテムで、9年ほど前から愛用していますが、いまなお新鮮さを失わず着続けられる定番ものです」

0.1ミリ単位の改善により、進化し続ける定番アイテム

「トム ブラウンのボタンダウンシャツと出合ったのは12年ほど前のこと」と小林さん。「パリで行われた展示会で初めて見たのですが、これまでのシャツにないシェイプされたラインが新鮮でとても印象的でした。9年間着続けてもヨレない生地の堅牢さも頼もしいですね」

「定番とは、人やスタイルを問わず、誰もが合わせやすいものだと思います。たとえば、ワードロープにあって安心するものや、気がついたらまたこれを着ちゃっているな、というもの。その意味では、まさしくこのシャツが、僕にとっての定番アイテムなんです」。そう語る小林さんに、ジンズの新たな定番シリーズ「STANDARD」から、アセテートモデルのデザインとかけ心地についての感想をうかがいました。

「シンプルなラインがデザインのポイントになっているとのことですが、なるほど、一見ボリューミーなスタイルながら、上から見るとフロントやテンプルのラインがフラットで、全体的にスッキリした美しいフォルムに仕上げられていますね。クラシカルなスタイルはそのままに、監修した和田智さんのデザイン性とジンズの技術がこめられていることがよくわかります」

0.1ミリ単位の改善により、進化し続ける定番アイテム

「STANDARD」のウエリントンモデルを手にする小林さん。「パッと見た印象はこれまでと同じウエリントンですが、よく見ればリムやテンプルの厚みが均一になっていたり、シンプルで美しいラインで構成されている。フォルムがキレイなんですよね」

また、なにより小林さんが驚いたのが「STANDARD」のかけ心地だそうです。
「僕のもっている眼鏡にはないかけ心地のよさを感じますね(笑)。重量バランスにもこだわってデザインされているそうですが、本当によくわかる。ここまでボリューム感のある眼鏡は、どうしても鼻や耳裏にテンションがかかり、下を向くとズレる感じがありますが、『STANDARD』にはそのストレスを感じない。リム(レンズを囲む部位)とテンプル(眼鏡のつる)の重量バランスが巧みに計算され、快適なかけ心地を実現しているんですね」

そんな「STANDARD」のかけ心地に、小林さんはトム ブラウンのシャツとの共通点を見出します。
「トム ブラウンのシャツも、タックインした場合に裾が出ないようなレングスなど、縫製やカッティングを絶妙に計算してデザインされている。『STANDARD』もかけ心地を考慮し、0.1ミリ単位のレベルでデザインされているのでしょう。カタチのみならず着心地やかけ心地まで配慮を感じ、定番モデルのリデザインとはこういうものだと改めて感心しました」

0.1ミリ単位の改善により、進化し続ける定番アイテム

「なによりかけ心地が最高です。追求したのは軽さではなく重量バランスと聞きましたが、リムとテンプルのバランスを調整するとここまで快適になるのかと驚きました」と小林さん。「STANDARD」のかけ心地に驚きを隠せない。

シンプルなラインによる美しいプロポーションを纏いながらも、ボリューミーでクラシカルな雰囲気の「STANDARD」のアセテートモデルを、小林さんはスタイリスト目線で「しっくりくる」と表現します。「アセテートなら、デミや黒縁のウエリントンやボストンこそが定番。ここ最近は細身なタイプが多かったと思いますが、やはりこれくらいのボリューム感があったほうが雰囲気がある。シンプルな服装でもこれ1本でお洒落なニュアンスを味つけできるし、定番だけに、その人のパーソナリティに溶け込んで、お洒落な眼鏡スタイルを印象づけられると思いますね」

トム ブラウンのボタンダウンシャツと、リデザインによって生まれ変わったジンズの「STANDARD」。最後に、そんな定番アイテム同士のコーディネートを小林さんから提案してもらいました。

「僕は母親仕込みのアイビー、プレッピー好きですから、オーセンティックかもしれませんが、たとえばウールのネイビージャケットにウールのネクタイを締め、すこしだけモダンな雰囲気を味つけするため、ワイドパンツを併せてみたらどうでしょうか」

0.1ミリ単位の改善により、進化し続ける定番アイテム

「定番アイテムが新鮮さを失わず輝き、支持され続けるのは、スタイルだけでなく、着心地やかけ心地にまで配慮しリデザインを行っているからなんですね」と語る小林さん。