下北沢にできたケーキと焼き菓子の「ミーガン」、大人もワクワクの味とおしゃれ感!

  • 写真・文:一史

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ローカル色を大切にした新しい街づくりで評判の東京・下北沢に、「こんな店がほしかった!」のスイーツ店が誕生します。
オープン日は、2023年3月28日(火)。
白くクリーンな建物の複合施設「リロード」の1階。
リロードは街散歩の延長線上にある、海外のモールのように路面店が連なるスペースです。
どの街にもあるチェーン店や多店舗ブランドの店が一軒もないうえに、等身大の上質感もしっかり漂う空間。
「シモキタの日本茶」で名高い茶師十段の「しもきた茶苑大山」もリロードに店を移しましたし。

近頃賑わってる「下北沢駅→世田谷代田駅」と反対方面の「下北沢駅→東北沢駅」という土地のデメリットはあるものの、最近は知り合いのファッション関係者もリロードで展示会やポップアップショップを開くことが増え、お洒落界隈で話題なのです。

そこにこのたび新たに参加したスイーツ店が、
「ミーガン(Megan)」

チーズケーキ界隈の人なら「おっ」と思う、「ミーガン バー&パティスリー(Megan – bar&patisserie)」がリニューアルした旗艦店です。
21年にリニューアルした渋谷・東急フードショーに入店したことがあるほどケーキで人気の店。
となればいい店との予想ができるとはいえ、「いやいや、食べてみないことには」とオープン前のお披露目会に行ってきました。

結果。
予想以上の楽しさ&おいしさ!

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客が入れるのがこのスペースのコンパクトな店内。店外近くにリロードの公共ベンチやテーブルがあるので、テイクアウトですぐ食べられます。

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ビジュアルもきれいなケーキの品揃え。

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手前の列3個がミーガンのラインナップに加わった新作。左右2個はフルーツタルトで、中央のマカロンっぽく丸いのが新デザインになった大人気チーズケーキ。

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中央の真っ白な「トレスレチェ」(¥720)はミーガンのシグネチャー。バニラクリームで覆われ、内部のスポンジにココナッツミルク、コンデンスミルク、牛乳のシロップを染み込ませたミルク尽くし。

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キウイのタルトには紫のエルダーフラワーが。この繊細さに気分が上がる!

実食トライしたのは、チーズケーキ「ザ チーズケーキ」(¥650)と「キウイフルーツタルト」(¥810)。

★チーズケーキ:
2層のチーズクリームがふわしゅわ!
メレンゲっぽい固めの見た目とは正反対の、空気たっぷりの優しさ。
一口食べると……「酸味!酸っぱいっ」。
下の白い層はリコッタチーズ系のニュートラルなホロホロ感。
チーズからクドさ、臭み、粘り気を取り去った爽やかなケーキ。
最下層の全粒粉クッキーはザクザクで、これだけで商品として成立するアーモンドフレーバ。

★キウイフルーツタルト

フルーツの内部にカスタードクリームと白いクリームの2層。
その下にたっぷりと蜜が染み込んだジューシーなスポンジ層。
最下部のクッキーに塩味があるアクセントが巧み。

しっかりおいしかったですねえ。
もともとティラミスなどの口溶け系が好きなわたしは、チーズケーキのほうがよりテンションが上がりました。
ストロー刺したら飲めそうな食感がたまりません!

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充実した焼き菓子。幾つか試食した限りでは、上段左端の「エンカディーナ」(一個¥410)が激ウマでした。スパイシーなカルダモンクッキーでキャラメルやナッツを覆ったものをスライスした菓子。食べごたえのあるお腹持ちのいいスイーツ。

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焼き菓子埋め合わせは、パッケージデザインも秀逸。

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ケーキはもちろん、土産に最適なクッキー類がまたよくて。
きび砂糖、無塩バターらの多様な食材の味を活かしつつ、それぞれに合うバランスで仕上げられてます。
確実に大人の上質感。
「ナチュラル素材の家庭的手づくりクッキー」みたいなのとは方向性が異なる、深みのある本格スイーツが探求されてます。
帰宅途中に立ち寄り、1個2個と自分やパートナーのために買っていくのもよさそう。
わたしならそうします。
仕事先の土産にするときは詰め合わせ箱かな。

実はミーガンを手掛ける「GREENING」は、「代官山のおいしいパン」で有名な「ガーデンハウス クラフツ(GARDEN HOUSE CRAFTS)」も運営する会社。
焼き菓子やケーキに使う小麦の扱いに長けているのではないかと。
もちろんミーガンのパティシエール(女性菓子職人)の実力もあるのでしょう。

その小麦の味わいがよく活かされているのが、ミーガン初販売のクレープ。

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髪の色がかわいいスタッフがクレープ製造を実演。オーダーしたのはストロベリーマスカルポーネ ¥950。

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練乳を振りかけてチーズクリームに素朴な甘みをプラス。

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できあがり!施設内の公共通路でイスに座って食べられるのがリロードのいいところ。

全粒粉を使った生地に小麦の風合いがしっかり感じられ、これだけ食べても十分に味わい深し。
「ミーガンがクレープをやるなら」ということで、ケーキとして食べられるクレープが目指されたそうです。
たしかに皿に広げて、ナイフとフォークで食べるのも似合う味でした。
クレープメニューにはシンプルな「シュガーバター」(¥630)もあり、わたしが次にトライするならこれですね。
クリームとか、なくていいくらい。

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メロンパンみたいなシュークリーム(写真手前 ¥390)は購入時にカスタードクリームを詰めてくれるシステム。外側はクッキーふうにザクザクで、中はふわとろ。ザクとろ食感です。

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「ここは海外リゾート地 !?」と一瞬思ってしまうリロード。スタイリッシュなのに気取りがない感じ。

デザート分野のミーガンができたことで、リロード内の食べ歩きコースがついに完結です。
例えば、

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「カレーの店ボンベイ」のコウイチ・イソノのよる立ち食いカレー店「SANZOU TOKYO」。

まずはさらさらスープのカレー店でシモキタ流にお腹を満たしたら、

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京都・小川珈琲によるコーヒーカルチャー発信の場「OGAWA COFFEE LABORATORY」。
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バリスタと会話して体験して学べる新発想コーヒー店。

「オガワ コーヒー ラボラトリー」でスペシャルなコーヒーをテイクアウト。
そのあとミーガンでスイーツを買い、テーブルと椅子を探してのんびりとピクニックタイムを。
リラックスした大人の休日のできあがりです。
可能なら人が少ない平日のほうが、よりゆったりと過ごせます。
「モダンな日常は好きだけど、セレブな街、モノ、人は苦手……」
そんな人にぴったりな、新生シモキタライフがここに。

All photos&text©KAZUSHI

KAZUSHI instagram
www.instagram.com/kazushikazu/?hl=ja

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【画像】下北沢にお洒落な手みやげスイーツ店「ミーガン」ができた!大人も納得の本気仕込み

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客が入れるのはこのスペースのコンパクトな店内。店外近くにリロードの公共ベンチやテーブルがあるので、テイクアウトですぐ食べられます。

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ビジュアルも文句なしのケーキの品揃え。

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手前の列3個がミーガンのラインナップに加わった新作。左右2個はフルーツタルトで、中央のマカロンのように丸いのが新デザインになった大人気チーズケーキ。

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中央の真っ白な「トレスレチェ」(¥720)はミーガンのシグネチャー。外側はバニラクリームで、内側のスポンジにココナッツミルク、コンデンスミルク、牛乳のシロップを染み込ませたミルク尽くし。

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キウイのタルトには紫のエルダーフラワーが。この繊細さに気分が上がる!

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充実した焼き菓子。幾つか試食した限りでは、上段左端の「エンカディーナ」(一個¥410)が激ウマでした。スパイシーなカルダモンクッキーでキャラメルやナッツを覆ったものをスライスした菓子。食べごたえのあるお腹持ちのいいスイーツ。

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焼き菓子埋め合わせは、パッケージデザインも秀逸。

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髪の色がかわいいスタッフがクレープ製造を実演。オーダーしたのはストロベリーマスカルポーネ ¥950。

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練乳を振りかけてチーズクリームに素朴な甘みをプラス。

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できあがり!施設内の公共通路でイスに座って食べられるのがリロードのいいところ。

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メロンパンみたいなシュークリーム(写真手前 ¥390)は購入時にカスタードクリームを詰めてくれるシステム。外側はクッキーふうにザクザクで、中はふわとろ。ザクとろ食感です。

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「ここは海外リゾート地 !?」と一瞬思ってしまうリロード。スタイリッシュなのに気取りがない感じ。

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「カレーの店ボンベイ」のコウイチ・イソノのよる立ち食いカレー店「SANZOU TOKYO」。

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京都・小川珈琲によるコーヒーカルチャー発信の場「OGAWA COFFEE LABORATORY」。
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バリスタと会話して体験して学べる新発想コーヒー店。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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