旅やキャンプに連れていきたい、「夏にお薦めの外飲みウイスキー」3選

  • 文:西田嘉孝

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自然の中で過ごしたり旅をしたり、夏の楽しみ方は人それぞれ。シーンに合わせてウイスキーを選べば、とっておきの時間がより充実したものになるだろう。

1.グランピングのおともに、プレミアムバーボンの代表格

1本目は「ワイルドターキーレアブリード」。アウトドアには骨太なバーボンがよく似合うが、ワイルドターキーといえばその代表格。なかでも力強くスパイシーな味わいを、よりダイレクトに楽しめるのがレアブリードだ。心地よい樽香やバニラのような甘い香味と、高めの度数を感じさせないまろやかさ。贅沢なグランピングなどで料理とともに、ロックで楽しみたい一本だ。

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ワイルドターキーレアブリード●6年、8年、12年熟成の原酒をブレンドし、加水せずにボトリング。ブランド名は、かつての蒸留所オーナーが仲間との七面鳥狩りに持参したことに由来する。700㎖ ¥6,600/CT スピリッツ ジャパン カスタマーサービス TEL:03-6455-5810

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2.バーベキューや燻製料理に合う、スモーキーなアイランズモルト

対して、特に海辺のキャンプなどにお薦めしたいのが、スコットランドのスカイ島で生まれる「タリスカー 10年」。焚き火や潮風を思わせるスモーキー&ピーティなフレーバーは、ビーチサイドでのバーベキューなどにうってつけ。ストレートやロックもいいが、炭酸で割って黒胡椒をふった“スパイシーハイボール”が暑い夏にはぴったりだ。

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タリスカー 10年●海霧の島とも呼ばれるスコットランド北部の島、スカイ島でつくられるシングルモルト。磯の香りを纏ったスモーキーフレーバーとスパイシーさ、フルーティな甘さが特徴。700㎖ ¥5,830/タリスカー オンライン https://talisker-online.jp

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3. 星空を眺めながらゆったり味わいたい、ジャパニーズウイスキーの新定番

そして最後の一本が「キリン シングルブレンデッド ジャパニーズウイスキー 富士」。単一蒸留所のグレーンウイスキーとモルトウイスキーをブレンドした“シングルブレンデッド”は、ウイスキーの新カテゴリー。熟した果実やハチミツのような甘くメロウな香りと、フルーツケーキを思わせるふくよかな味わい。こちらは宿のテラスなどで、夏の夜空を眺めながらゆったりストレートで楽しみたい。

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キリン シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士●世界的にもまれな複合蒸溜所だからこそ実現できたシングルブレンデッド。富士御殿場のテロワールを体現するジャパニーズウイスキーの新定番。700㎖ ¥6,600(実勢価格)/キリンビールお客様相談室 TEL:0120-111-560 ※実勢価格は編集部調べ

今月の選酒人●西田嘉孝

ウイスキーライター。ウイスキー専門誌『Whisky Galore』や『Pen』などのライフスタイル誌、ウェブメディアなどで執筆。2019年からスタートしたTWSC(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション)では審査員も務める。

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※この記事はPen 2022年9月号より再編集した記事です。