夜通し“ボードゲーム”で遊べる体験型ホテル、「MIMARU大阪難波STATION」って!?

東京、京都、大阪で展開するMIMARUは、「みんなで泊まる」をテーマに掲げる中長期滞在型のアパートメントホテル。約40㎡からの広い客室にキッチンやリビング、ダイニングなどを備え、家族や仲間と一緒にくつろいだ滞在を楽しめる。各ホテルのデザインやコンセプトに、その土地の文化や地域性が反映されているのも特徴だ。

IMG_8806のコピー.JPG — 東京、京都、大阪で22ホテルを展開するMIMARUグループ。名前は「み」んなで泊「まる」から。どのホテルも駅近で、「MIMARU大阪難波STATION」は南海電鉄難波駅から徒歩4分。

「MIMARU大阪難波STATION」が大阪のど真ん中、難波にオープンしたのは、2022年6月2日。道頓堀やなんばグランド花月、黒門市場などが徒歩圏内で、特にホテルが立つのは電化製品小売店が立ち並び、西の秋葉原とも呼ばれる日本橋のオタロード。「MIMARU大阪難波STATION」は、そのエンターテインメント性を活かし、世界中のボードゲームや遊びを詰め込んだ体験型ホテルなのだ。コンセプトやデザインワークを手がけたのは、人気アートディレクター、佐藤ねじ氏率いるBlue Puddle inc.とテクニカルディレクター集団のBASSDRUM。ここに９歳、4歳、2歳の子供を連れて、泊まってみた。

まずは、エレベーターでレセプションがある2階へ。エレベーターを降りた瞬間から、床に表や数字が書かれていたり、奥にはゲームがずらりと並んだ“遊べる縁側”があって、何やら楽しげな雰囲気に子どもたちは一気にテンションアップ。

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フロントのアートは、日本の四季や花鳥風月をテーマにした花札の絵が月替わりで登場。

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世界中のボードゲームが揃う

チェックイン後の最初のゲームは、滞在中１回のみのダイスチャレンジ。グループで滞在の場合は人数分チャレンジできる。金のゾロ目が出るとプレゼントがもらえるとあって、9歳の息子がチャレンジしたけれど残念ながら失敗。部屋に入ると、次は隠された20枚の金貨を探すゲームの始まり。これがなかなか難しく、つい大人も夢中になってしまう。

HOTEL GAMES_05.jpeg — 「ダイスチャレンジ」で金のゾロ目が出ると、さらに20面のスペシャルダイスに挑戦できる。

繧ｲ繝ｼ繝繧偵＠縺ｦ縺・ｋ讒伜ｭ神06のコピー.jpg — 「小さな金貨」はシンプルながら意外と難しい金貨探しゲーム。あんなところや「こんなところにも…。

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これらは、ボードゲーム作家と開発した「MIMARU大阪難波STATION」宿泊者限定の8つのゲーム集「HOTEL GAMES」の一部で、他には館内案内のためのピクトグラムがどこかに行ってしまったのを探すゲーム、エレベーターから降りてくる人の人数を予想して待ち時間さえも楽しんでしまうゲームなど。さらに、館内だけでなく、「金色のものを3つ見つける」「道端で花を3つ見つける」など、指令カードを1枚引いて街歩きをより楽しくするゲームまで。

HOTEL GAMES_12.jpg.jpeg — 「ピクトのかくれんぼ」は遊び心やストーリーに思わずクスッとしてしまう。

繧ｲ繝ｼ繝繧偵＠縺ｦ縺・ｋ讒伜ｭ神07.jpg — 降りてくる人数を当てる「エレベーターギャンブル」は、扉が開く瞬間にドキドキ！

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ハイライトは、ホテルに隠された財宝部屋を探すというゲーム。封筒の指示に従って謎を解いていく秘密めいた演出やタイムリミットが迫る緊張感など、チームプレイで盛り上がること間違いなしだ。実際、クイズや謎解きが好きな9歳の息子に任せようと思いながら、思わず必死になって口出ししたり、子どもの閃きや発見に膝を打ったりの連続で、子どもたち以上に自分が楽しんでいたかも……。

HOTEL GAMES_01.jpg — エージェントになりきって、財宝部屋を探し当てる「秘密の部屋」。時間内に探せるか？

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「遊べる縁側」には、日本のボードゲームブームを牽引するボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE」のオーナー、白坂翔氏が厳選した130種類以上の世界中のボードゲームがずらり。小上がりの方は子どもも楽しめるような比較的ライトなもの、テーブル席の方にはじっくり遊べるものが並ぶ。ボードゲームの多彩かつ奥深い魅力を知ってほしいと、王道のものから新作まで、大人からこども、初心者からボードゲーム好きまで、みんなが楽しく遊べる多種多様なゲームを揃えている。金土日祝日にはコンシェルジュとして「JELLY JELLY CAFE」のスタッフがサポートしてくれるので安心だ。

ボードゲームは一度につき2つまで部屋へ持ち込むこともできるので、家族でワイワイ楽しめるのも嬉しいポイント。4歳児は、靴下の微妙な違いを見分けてペアを集める「ソックスモンスター」で大人より早くペアを見つけたし、2歳児は、ボードにはめ込まれた六角形の氷に見立てたブロックをハンマーで崩してペンギンで落とすという「クラッシュアイスゲーム」を飽きもせず延々とやっていた。小さい子どもも楽しめるゲームがいろいろ揃っているのは、子ども連れにはなんともありがたい。

”遊べる縁側”は、子どもがいても安心の小上がりと、大人がじっくり遊べるテーブル席に分かれる。

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泊まった部屋は、ツインベッドの寝室のほか、2段ベッドが置かれた畳の部屋もあって、これにもまた子どもたちは大はしゃぎ。通常の客室でも十分だが、ボードゲームを常備した特別な4タイプのコンセプトルームが用意されている。注目は、「人狼ゲーム」や殺人事件の犯人を推理する「マーダーミステリー」を楽しむためインテリアをゲームの世界観に合わせ、最大6名まで宿泊可能、遊ぶだけなら13人集まれる広さの「人狼・マーダーミステリーの部屋」。ほかには、子ども向けボードゲームやすべり台、おもちゃを取り揃えた「子ども向けボードゲームの部屋」、子どもや初心者でも遊びやすいボードゲームを6つ用意し、さらに「遊べる縁側」から4つを持ち込める「夜通しボードゲームの部屋」、そして館内で1室のみの、BBQなどができるテラス付きの「スカイテラスとボードゲームの部屋」というラインアップだ。

螳､蜀・JPG.jpg — 「子ども向けボードゲームの部屋」は、子どもがゲームやおもちゃに夢中の間、大人もゆっくり遊べそう。

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食事はつかないが、キッチンには調理器具や食器が揃っているから食材を持ち込んで自炊できるし、ホテルの外は食い倒れの街だから心配無用。チェックアウトぎりぎりまでゲームに夢中だった子どもたち。大人でも寝不足になる人が続出だとか。家族とでも友人とでも、ボードゲームがコミュニケーションツールにもなり、ゲームを通して意外な特技や性格の発見もありそう。みんなで遊び、盛り上がるのにぴったりの体験型ホテル「MIMARU大阪難波STATION」、ぜひ一度お試しを！