デジタルフォトの可能性を追求する、桐島ローランドの仕事術を公開!【ファーウェイのクリエイションVol.2】

  • 写真:宇田川 淳 文:ガンダーラ井上

Share:

写真と映像制作の最前線でクリエイティブワークに携わっている桐島はデジタル機器のエキスパートでもある。今回は本人の自宅でファーウェイのノートPCおよび大型モニターのタッチ&トライを実施した。

ICT機器とスマートデバイスの世界的なリーディングカンパニーであるファーウェイ。その知られざる実力を検証していく連載の第2回は、ノートPCと大型モニター、そして両機を連携することの体験価値をテーマとして取り上げる。フォトグラファーの桐島ローランドの視点から、ファーウェイの各機種への印象や、これから求められていくクリエイションと情報通信技術(ICT)機器との関係について語ってもらった。

---fadeinPager---

撮影画像から立体データを作成、進化するデジタルフォトグラフィー

20211004_Pen online0060 1.jpg
桐島ローランド(きりしま・ローランド)●1968年生まれ。フォトグラファーとしてだけでなく、デジタル写真の新たな領域と可能性を追求すべく、3DCGエバンジェリストとしての活動にも積極的に取り組んでいる。

桐島は子どもの頃からテクノロジーが好きで、ホームコンピューターの先駆けであるコモドール64からパーソナルコンピューティングに親しみ、以後さまざまなOSやプラットフォームを使いこなし、モンスター級のデスクトップマシンも自作してきた経歴をもつ。現在の日常生活や仕事にスマートデバイスが必要不可欠なものとなった状況をどのように見ているのだろうか?

「僕のパソコン歴は40年近くになりますが、ここ数年ですごく進化していて、少し前では夢みたいなことがスマートフォンやノートPCで可能な時代。本当に素晴らしいと思います」。今回、桐島に触れてもらったファーウェイのスマートデバイスは、ノートPCのHUAWEI MateBook X Proと大型モニターのHUAWEI MateViewの組み合わせだ。

20211004_Pen online0059 4のコピー.jpg
20211004_Pen online0060 4のコピー.jpg
左:ウルトラスリムベゼルのノートPC タッチ対応13.9インチ高品質ディスプレイを搭載のHUAWEI MateBook X Pro。右:シンプル&スリムデザインの28.2インチ4K+リアルカラーモニター、HUAWEI MateView。

現在進行中の桐島のクリエイションは、1枚の写真にとどまらない。7年前にフォトグラメトリー撮影のスタジオを立ち上げ、3年前から専用の制作会社の取締役も務めている。フォトグラメトリーは被写体をさまざまなアングルから撮影し、そのデジタル画像を解析・統合して立体的な3DCGモデルを作成するもの。立体データを生成すれば、思いのままのアングルで画像をアウトプットできることから、写真にも動画にも応用できる。たとえば多忙を極めるトップアスリートが撮影に当てられる時間が1年間に2日間だけだったとしても、この技術で制作すれば全世界向けのCM素材を無理のないスケジュールでキャプチャーすることが可能だという。被写体は人物に限らず、小物から建築物まで対応できる。

「このファーウェイのノートPCもモニターも、その気になれば立体データ化できます。昔は多くの時間とコストが必要だったものが、現在ではフォトグラメトリー技術で一瞬のうちに立体スキャンが完了します。時代が2Dから3Dになる中、アセットと呼ばれる3Dデータの需要が増えていて、非常に時代にマッチしたクリエイションでありビジネスであると思っています」

フィルムからデジタルへと写真が転換していくことを契機として、それ以降第一線のデジタルフォトグラフィーのワークフローを体感し続けている桐島。やはりマシンに対しても超ハイエンド志向があるのかと思えば、プロフェッショナルの定番レタッチソフトであるフォトショップの加工レベルであれば、意外にもコンシューマーレベルのマシンでなんの問題もないとのこと。作業するデータ総量が10ギガ以上になればさすがに作動が重くなるが、普通の写真データはフィルターやレイヤーを足したとしても200メガを超えることはまれなので能力的に十分であり、実際にノートPCで作業することは日常的だという。「ただし、ノートPCのモニターで写真を確認すると少し物足りないところがあって、やはりモニターが大きなものだとありがたいですね」

20211004_Pen online0078 1のコピー.jpg

HUAWEI MateBook X Proは、スリムなベゼルで囲まれた画面へのタッチでズームやファイル操作を思いのままに行える他、3本の指でパネルをスワイプすると簡単にスクリーンショットをキャプチャーすることも可能。

「写真に注釈や手書きの指示を加えるのに、画面に直接入力できることは重要です。画面の輝度も十分ですし、クリスプで見やすいですね」

20211004_Pen online0053 4のコピー.jpg

キーボード最上段に仕込まれたポップアップカメラ。プッシュすると格納、もうワンプッシュすればレンズ部分がもち上がる。

「セキュリティの意味でノートPCのカメラにテープを貼っている友人がいますが、そういう人にも向いていますね。僕としては、モニターのベゼル部分にカメラ用のノッチ(切り込み)を設ける必要がなく、ミニマムなデザインになることが高評価のポイントです」

20211004_Pen online0068 2のコピー.jpg

HUAWEI MateViewもHUAWEI MateBook X Proと同様に、端正で洗練されたフォルムを有する。スクリーン部の上下の高さやチルト角度の調整は指一本の力で動かすことができるほど軽くスムーズだ。

「多くのモニターは画面の後ろのことまで気にしていないけれど、これはデザイン的に素晴らしいと思います。HUAWEI MateBook X ProもHUAWEI MateViewもデザイン性が高く、クリエイター好みのマシンです」

---fadeinPager---

ノートPCと大型モニターの連携によるクリエイション

20211004_Pen online0056 3-3.jpg
HUAWEI MateBook X ProとHUAWEI MateViewを連携。ふたつのモニターを1画面として表示する拡張モードにすれば、ワークスペースが広くなり作業効率を向上させることができる。

ノートPC を家に持ち帰ってモニターに接続して作業し、またオフィスに行って仕事場のモニターにつなげることがデイリーだと語る桐島。ふたつのモニターを1画面として表示する拡張モードは、特に頻繁に使う表示方法とのこと。「フォトグラファーのみなさん同じだと思いますが、特にフォトレタッチや現像ソフトをセカンドモニターの設定で使っています」

大画面で写真のディテールまでしっかり観察しながら、ノートPCの画面では各種パラメーター操作パネルを表示して作業する。拡張モードによる大型モニターとの連携はスタンダードな使い方だ。「だからUSB-Cケーブルで接続できるのはスマートでいいですね。接続と同時にノートPCに給電できる。これは、いいところに目を付けた設計だと思います」

20211004_Pen online0058 3-2.jpg
HUAWEI MateBook X ProとHUAWEI MateViewの連携は、Wi-Fi接続でのワイヤレスもしくはUSB-Cケーブル1本で完了。ミラーリングを用いれば複数の人数で画面を見る場合に役立つ。

連携したモニターの大画面に、ノートPCと同じ画面を映し出して共有するミラーリングは、クライアントに写真を確認してもらうシチュエーションなどで有効だ。スマートTVなどでも同様のミラーリングが可能だが、実はその際に問題になるのがアスペクト比。できることならプレゼンテーションを行うノートPCと、表示された大画面の左右比率が等しいほうが望ましい。HUAWEI MateBook X ProとHUAWEI MateViewは、ともにモニターのアスペクト比を3:2で統一している。16:9のモニターに比べて縦方向に長いので、一度により多くのコンテンツが表示できる。この実理性に加え、桐島の心に響くことがあった。

「この比率、なんだか懐かしいと思いました。それは僕が慣れ親しんだ35ミリ判のフィルムカメラと同じだからです。現在は多様なアスペクト比が世の中に混在している時代ですが、これはカメラマンにとって嬉しい比率だと思います」

桐島は、ファーウェイの先進性を実は以前から感じていたとのこと。そのきっかけはライカレンズを採用したファーウェイのスマートフォンの優れたカメラ性能によるものだった。今回体験したHUAWEI MateBook X ProとHUAWEI MateViewに関しても、そのデザイン性の高さと性能に感服している様子で、クリエイションの前線に投入するに値することが判明。両機の連携が生み出すメリットでは、実戦的な仕事術として多くの示唆に富むコメントが得られた。次回は、最先端の健康管理テクノロジーを搭載したエレガントなスマートウォッチの全貌に迫っていく。

問い合わせ先/ファーウェイ コールセンター
TEL:0120-798-288
https://item.rakuten.co.jp/huawei-store