Shops 肴は炙ったイカでいい! 御影石+金網で見えた、地場産業の未来とは?

肴は炙ったイカでいい! 御影石+金網で見えた、地場産業の未来とは?

写真:高島啓行

コトモノミチ at TOKYO

コトモノミチ at TOKYO

エリア:押上

墨田区押上にオープンした「コトモノミチ at TOKYO」は、日本各地の職人をつなげ、新たな化学反応を生む場です。運営会社であるセメントプロデュースデザインが、価格高騰や技術の海外流出により縮小が進む地場産業を支援しようと、職人を集めた勉強会や交流会を通して産地同士をつなぐ試みを行っているのです。
たとえば、富山県滑川市の石材店「石乃濱田」の御影石を用いた炙り鉢。滑川といえばホタルイカ。ではそれを、じっくり炙ったらおいしいのでは? と考案されたものです。そこで必要となったのが金網部分。というわけで、新潟県長岡市のワイヤー加工会社にリレーすることで完成に至りました。
一方、福井県鯖江市といえば眼鏡の名産地。そのフレームに用いられる色鮮やかなセルロースアセテートには、刃物の町として知られる岐阜県関市の職人が研いだ刃をコラボレーションさせて、唯一無二の爪切りが誕生・・・という具合です。
各地に“点“として存在する職人たちの抱える悩みを、デザインで解決できないか――そこから出発し、ともに考えて創り出した”コト“”モノ“を伝えていく”ミチ“を模索する場をつくろう、というのが店名の由来だとか。つながることで生まれる地場産業の未来が、見えるショップです。


写真上:これからの季節、牡蠣やトウモロコシを炙りつつ、炎の美しさも愉しめます。御影石ならではの重厚感ある佇まいも魅力です。「石乃炙り鉢」各¥10,260(税込)〜

肴は炙ったイカでいい!  御影石+金網で見えた、地場産業の未来とは?

福井県鯖江市のセルロースアセテートと、岐阜県関市で研がれた刃がドッキングして生まれた爪切り。レトロモダンな味わいがあります。「爪切り」各¥4,320(税込)

肴は炙ったイカでいい!  御影石+金網で見えた、地場産業の未来とは?

麻の葉の模様も涼しげな、江戸切子の技術を用いた切匣(きりはこ)。アクセサリーや小物を入れたり、インテリアのアクセントとして飾るのもよさそうです。「切匣」各¥19,440(税込)

肴は炙ったイカでいい!  御影石+金網で見えた、地場産業の未来とは?

店内にはイベント用のスペースも。月に1回ほど、職人がバーテンダーを務めるバーが出現したり、墨田区の石山染交によるハンカチ染めのワークショップなどが行われています。

肴は炙ったイカでいい!  御影石+金網で見えた、地場産業の未来とは?

オープンな設計で、気軽に入りやすい店内。つくり手同士だけでなく、つくり手と使い手とが交わることで、地場産業の未来がより具体的に見えてきそうです。

    東京都墨田区業平4-7-1
    TEL:03-6427-6648
    営業時間:12時~20時(月、木、金) 11時〜19時(土、日、祝)
    定休日:火、水
    https://store.coto-mono-michi.jp

Shops 肴は炙ったイカでいい! 御影石+金網で見えた、地場産業の未来とは?