Shops 舞扇に持扇まで、じっくり品定め。

舞扇に持扇まで、じっくり品定め。

文扇堂

文扇堂

エリア:浅草

舞台で使われる舞扇、儀礼用の中啓、暑いときにあおぐ持扇、そして男性用の男持ち、女性用の女持ち。用途やサイズ、骨の素材、本数……、扇の種類は実に豊富です。


4代続く「文扇堂」で、歌舞伎役者のための扇を作り始めたのは現当主、荒井修氏でした。「子どもの頃から芝居好きで何とか舞台に関わりたいと、親父に隠れてうちの職人さんに弟子入りしたんです」。そうやって扇子を作っていた荒井氏のもとに、突然、玉三郎から舞扇の依頼があったと言います。以来、勘三郎に三津五郎、海老蔵、勘太郎らの扇を制作。「新作用の扇を手がける時は必ず、台本を読み、役者さんと話し合って作ります」


 役者と同じ扇を、というファンの声に応えた荒井氏による持扇もあれば、職人による手描きのものも。いずれも店内に並ぶ扇は、絵、仕立てともに文扇堂オリジナルのみ。取材中、男友達の昇進祝いに扇子を贈りたいと2 人組の女性客が入ってきました。どんなものがいいかしらと店員さんに相談しながら、“ 瓢箪から駒” の絵をふたりは発見。笑いながら扇子を選んで、名入れをオーダー。彼の人となりまで目に浮かぶようです。


上写真:色とりどりの扇子が誇らしげ。閉じられた扇子も1本1本開きながら、店員さんが親切に絵柄や使い勝手を説明。名入れはサービス。

舞扇に持扇まで、じっくり品定め。

荒井氏による手描きの持扇には、勝ち虫と呼ばれるトンボと縞や江戸をイメージした障子と月(上¥9,500)などがある。芝居や踊りをモチーフにした絵も。

舞扇に持扇まで、じっくり品定め。

下写真:仲見世の裏手に雷門店がある。すぐ近く、仲見世通りにも店舗が。雷門店には観光客というより、時折、顔をのぞかせる常連客の姿が目立つ。

    東京都台東区浅草1-20-2
    TEL: 03-3841-0088
    営業時間:10時30分~18時
    定休日:20日過ぎの月曜日
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