Food できたてのどら焼き、あります。

できたてのどら焼き、あります。

うさぎや

うさぎや

エリア:上野広小路

気取らずシンプル、でも飽きがこなくて、1つで満たされた気分になる――そんな東京らしいおやつの代表選手、どら焼きが生まれたのは昭和初め。江戸の頃は金つばのような形状の和菓子がどら焼きと呼ばれていましたが、「1つでお腹いっぱいになるものを」と、昭和2~3年頃に現在の形のどら焼きが東京の和菓子店に登場し、人気を博しました。


上野の「うさぎや」のどら焼きは、池波正太郎など食通の文化人にこよなく愛された名品。いまも朝から客足が絶えない人気ぶりですが、膨大な数のどら焼きを一つひとつ職人が手作業で仕上げるというから驚きです。店の地下に工房があり、売れ行きに応じて数を調整しながら、できたてを時間差で店頭に並べています。時間がたつと味が落ちるので、地方発送は行っていません。


「口に入るまでがうちの責任だから」と、4代目店主の谷口拓也氏。できたてを割ってみると黄金色の皮の間から、ゆるめの餡があふれ出ます。値段は1個200円。数年前に小豆などの価格が高騰した際、他の店が次々と値上げするなかでも、「庶民の菓子だから」と頑として値を上げませんでした。われらがどら焼きは、いまも昔も、そんな心意気に支えられているのです。


上写真:満月のようにぽっかり空いた天井がモダンな店内。どら焼きだけでなく、芥川龍之介の好物だったという喜作最中や、可愛いうさぎまんじゅうなど、他の名品も多い。

できたてのどら焼き、あります。

縦に均等に気泡が入った皮は弾力がありながら軽やかで、1個食べても胃にもたれない。つぶ餡は北海道・十勝産の最高級の小豆を使用。賞味期限は2日。

できたてのどら焼き、あります。

その日の手土産にできたてを買っていけるよう、朝9時から営業。オープン直後から、ひっきりなしに客が訪れる。昔は7時から開けていた時期もあった。

    東京都台東区上野1-10-10
    TEL:03-3831-6195
    営業時間:9時~18時
    定休日:水曜日
    現金のみ
    ※16時以降は要予約(売り切れの場合あり)
    http://www.ueno-usagiya.jp/
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