Food 三位一体の舞台が創り出す、老舗の味。

三位一体の舞台が創り出す、老舗の味。

とんき

とんき

エリア:目黒

清潔な檜のカウンター席。目の前で「鍋前」「かつ切り」と呼ばれる分業の職人たちが連携し、絶妙な間合いでとんかつを揚げていく。さながら「舞台」を観ているかのようなライブ感は、客たちの気持ちまで高揚させます。“ 目黒の宝” と称する人もいる「とんき」は、元は目黒駅前の立ち食いスタイルを成り立ちとする、老舗とんかつ専門店。


とんかつは、洋食文化として伝来したコートレットをもとに、大量の油で揚げる日本ならではの料理に進化したのが始まり。ポークカツレツから豚(とん)カツレツへとその呼び名も時代とともに転じていきました。昭和14 年に創業した「とんき」でも、先代が開発した独自の製法を踏襲し、変わらない味を作り続けています。卵水・小麦粉にくぐらせ、自家製のパン粉をまぶした純国産の豚肉。

150℃に熱したラード100%の油でじっくり時間をかけて揚げていく。作家・池波正太郎はこの「舞台」を堪能するために、ビールと串カツ2 本を食べながらロースカツ定食を待つのが好きだったそう。味・空間・もてなしが相乗効果となり作り出される「とんき」のもうひとつの味わい。他店に代え難いこの舞台は、今宵も大盛況。


上写真:手入れが行き届いた1階のカウンター35席を中心に、2階にはテーブル30席と35席のお座敷を用意する。分業する職人たちの仕事を眺めるのも「とんき」の醍醐味だ。

三位一体の舞台が創り出す、老舗の味。

1番人気のロースかつ¥1,250(定食は¥1,800)。献立はヒレかつ¥1,250(定食¥1,800)、串かつ(定食¥1,350)の3本柱。独特の衣のとんかつは、「とんき」オリジナルの手法。

三位一体の舞台が創り出す、老舗の味。

毎日16時の開店時刻が近くになると、常連客が並ぶ姿も見られる。昭和42年に目黒駅の拡張工事により、現在地に移転した。外観からして、美味いもの屋の風格十分。

    東京都目黒区下目黒1-1-2
    TEL: 03-3491-9928
    営業時間:16時~22時45分L.O.
    定休日:火曜日・第3月曜日
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