Food 熟成して香る、琥珀色の古酒。

熟成して香る、琥珀色の古酒。

酒茶論 高輪店

酒茶論 高輪店

エリア:品川

冬になると青々とした杉玉が造り酒屋の軒に吊るされる。新酒ができたことを示し、酒の神に感謝を捧げる。この杉玉を見てもわかるように、日本酒では搾りたての新酒を楽しみにする向きがあるが、一方で時間をかけて熟成させる文化も脈々と続いている。「酒茶論」は熟成させた古酒を専門に扱うバーである。


「1968年からの古酒を扱っています」と店主の上野伸弘氏。そもそもワインやウイスキーは年代物があるのに、どうして日本酒では表に出てこなかったのか。そこには造った酒に課金される明治時代の税法や戦後の食糧難による酒米の統制などに一因があるようだ。ただ、文献を遡ると鎌倉時代には古酒は存在していたという。上野氏は酒蔵が研究用に密かに熟成していた日本酒を発掘するだけでなく、文献などから平安、江戸、明治、大正に飲まれていた古酒を復元するなど、古酒の研究・普及にも尽力している。熟成させることで日本酒の価値を高めようとしているのだ。琥珀色でとろみのある古酒は、木の実のような香ばしさとともにまろやかな旨みが広がっていく。古くて新しい魅力の日本酒との出合い。


上写真:どう熟成していくのかを比べられる、1975年と2011年の木戸泉酒造「アフス」の飲み比べ¥1,800。牛ほほ肉の古酒煮込み¥1,800とともに。

熟成して香る、琥珀色の古酒。

店の壁一面に並ぶ古酒「記年美酒」のボトル。webショップや店で直接販売もしているので、生まれ年など探している年があれば相談してみてほしい。

熟成して香る、琥珀色の古酒。

「日本酒にも古酒があるといろんな人に知ってもらいたいから」と語る上野氏。品川駅前のショッピングセンターという立地をあえて選んだ。

    東京都港区高輪4-10-18 ウィング高輪2F
    TEL:03-5449-4455
    営業時間:17時~23時30分L.O.(月~金、フードのみ23時L.O.) 15時~23時30分L.O.(土・日・祝、フードのみ23時L.O.)
    無休
    http://www.koshunavi.com/
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