「さりげなく、カッコよく。」なるためのファッション講座

巻頭ページの担当スタイリストが解説する アイテム選びの最旬ルール6

専業ブランドの新定番は、
クルーネック&シャツ襟。

カジュアル化が進むファッションシーンにあって、上級者がひそかに注目しているのがニットウエア。布帛にはないニット特有の素材感は、洗練された着こなしを演出してくれます。極上を求めるならマロ、王道ならばジョン スメドレーがお薦めです。

カシミアニットによる、
至高のスウェットシャツ

マロ
ニットセーター

ラグジュアリーニットブランドによるカシミアを用いたクルーネックは、随所に施されたスウェットの意匠が特徴。「大人の遊び心を感じさせるデザイン。スタイリングはもちろん、“前V(ガゼット)”に象徴されるディテールを活かした、リアリティ感あふれるスタイルを意識したいですね」と小野田さん。¥275,400/malo(三崎商事 TEL:03-5775-1211)

ヴィンテージ物のスウェットでおなじみの“前V(ガゼット)”のディテール。編み込みで再現された、じつに手の込んだつくりになっている。

着こなしを格上げする、
ニットポロの対応力。

ジョン スメドレー
ニットポロ

小野田さん自身も愛用している、ニットポロ“TYBURN”。「ジャケットスタイルを軽く仕上げたい時に、ニットは重宝しますね。なかでもジョン スメドレーは発色が絶妙。グリーンは合わせるのが難しいといわれますが、この深いトーンなら扱いやすいはずです」。¥37,800/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー TEL:03-3473-7007)

ジョン スメドレーのニットポロといえば大ぶりな襟が特徴だが、こちらはショートポイントのモデル。時代性を加味したモダンなデザインになっている。