ジャケ・ドロー

エクリプス アベンチュリン

顔を浮き彫りにした月を、
レトログラードのディスクが隠していく。

ムーンフェイズのレギュラーポジションといえる6時位置にサブダイヤルはなく、なんとも説明しにくい表情をした月が金細工で浮き彫りになっています。これを手鏡のようなディスクが右から左に動いて隠すことで月相を示していくのですが、このディスクはレトログラード式。左端まで来たら瞬時に右端にフライバックして、ふたたび月を隠す方向に動きはじめます。ジャケ・ドローは18世紀に活躍した天才時計師であり、まるで生きているように複雑に動くオートマタ(自動人形)でも知られています。そんな彼の名前を継承するブランドだけに、ムーンフェイズも極めて独創的です。
ポインター式の日付表示と、12時位置に曜日と月の小窓を持つフルカレンダーであり、ダイヤルはキラキラ光るブルーのアベンチュリン。月を隠すディスクも同系色のダークブルーにするなど、細部まで装飾的な技巧を凝らしています。

自動巻き「JAQUET DROZ 6553L」、ステンレススチールケース、ケース径39㎜、ベゼルに176個のダイヤモンド(合計1.28カラット)、厚さ13.04㎜、パワーリザーブ約68時間、3気圧防水、アリゲーター・ストラップ。¥2,689,200(税込み)
●問い合わせ先/ジャケ・ドロー ブティック銀座 TEL:03-6254-7288 www.jaquet-droz.com

大きな眼が印象的な顔を浮き彫りにした金細工が月を表現。これを手鏡のようなディスクが次第に隠していくことで月相を示す、独創的なムーンフェイズ。