永久カレンダーの超絶技巧と、
ムーンフェイズの“華やかな複雑”。

自社製ムーブメントづくりを可能にし、高級機械式腕時計づくりのすべてを集約して一貫した製作を行う“ショパール マニュファクチュール”が設立されたのは、1996年のことです。創業者であるルイ-ユリス・ショパールの頭文字から命名された「L.U.C」は、ムーブメントの名前でもあり、その最高品質の機械を搭載した時計の名前でもあります。高級機械式時計づくりの郷、フルリエに誕生した“ショパール マニュファクチュール”は、メゾンの美意識を守り、かつスイス機械式時計の奥義とも言える超絶技巧を駆使したコンプリケーション=複雑時計の製作も可能にします。熟練職人の手が生み出すL.U.Cコレクションのコンプリケーションウォッチは、機械が奏でる“時のポエジー”を愛する、真の時計愛好家を堪能させるタイムピースなのです。こうして誕生した傑作のひとつが「L.U.C ルナ ワン」。閏年までも完全に把握した永久カレンダー時計でありながら、均整のとれたプロポーションはむしろエレガンスを感じさせます。そして、月の見え方に一致しながら回転する、独創的な軌道式ムーンフェイズの存在感は圧倒的です。英語の“クライ・フォー・ザ・ムーン”には「得られないものを欲しがる」という意味がありますが、「L.U.C ルナ ワン」はその月の移ろう美しささえも、完璧に手に入れてしまっているように見えます。

L.U.C ルナ ワン

自動巻き(Cal.L.U.C 96.13-L)、18Kホワイトゴールド、ケース径43mm、厚さ11.47mm、パーペチュアルカレンダー、24時間スケール、軌道式ムーンフェイズ、アリゲーター革ストラップ、50m防水。
¥7,484,400(税込)

「L.U.C ルナ ワン」のデッサン画には、多様なディテールのポイントが記される。カーブと鏡面で美しく光を受けるインデックスなどは、その一例だ。

“時計づくりのための時計”を
腕時計に再解釈。

時計師たちの仕事場に伝統的に置かれていた“レギュレーター”という時計は、時・分・秒がそれぞれ独立して表示されているものでした。手元で製作している時計の精度を確かめる基準であるその計器は、機械式腕時計の精密さを示す、確かな表象でもあります。そのレギュレーターの存在意義を、腕時計のかたちで再解釈・再定義するのが「L.U.C レギュレーター」です。センターに配された分針を取り巻くのは、90度ずつにずれ行く時、秒、第2時間の24時間表示、そして9日間のパワーリザーブ・インジケーター。そもそものレギュレーターでは、最も視認しやすいことを目的として、時分秒の針を縦一直線に並べるのが不文律でした。それを腕時計に落とし込むに当たって採られた戦略が、もっとも袖口から覗きやすい3時位置にアワー=時表示を配置することです。さらに渡航や海外とのアフェアに便利な第2時間帯表示の機能や、驚異的な9日巻き=216時間のパワーリザーブ性能のための独立した針が備えられました。秒のずれを最重要視する過去の時計師たちのプライオリティとは異なる盤面のレイアウトはモダンなライフスタイルにより近く、時計とその持ち主をスマートかつエレガントに見せます。

L.U.C レギュレーター

手巻き(Cal.L.U.C 98.02-L)、18Kローズゴールド、ケース径43mm、厚さ9.78mm、GMT、パワーリザーブ216時間、アリゲーター革ストラップ、30m防水。
¥3,952,800(税込)

センターに分針を配し、3時位置で時、6時位置で秒、9時位置で第2時間帯表示、12時位置でパワーリザーブをそれぞれ示す。

時計業界において最も名誉あるアワードで、
最優秀賞を受賞したグランドコンプリケーションウォッチ

いつでも好きな時に操作をすることにより、音で時刻を知らせる機能が起動する“ミニッツ・リピーター”は、コンプリケーションの中でも最上位の複雑時計と呼ばれます。その機構を初めて搭載した「L.U.C フル ストライク」が、2017年のジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHG)でグランプリを受賞しました。エギーユ・ドール(金の針)と呼ばれるこの賞は、カンヌ国際映画祭のパルム・ドール、欧州サッカーのバロンドールと同様、唯一無二の最高金賞です。永遠に歴史に刻まれる受賞作は、ショパール マニュファクチュールのこれまでの集大成とも言える記念すべき到達点となりました。

L.U.C フル ストライク

手巻き(Cal.L.U.C 08.01-L)、フェアマインド認証18Kローズゴールド、ケース径42.5mm、厚さ11.55mm、ミニッツ・リピーター、アリゲーター革ストラップ、世界限定20本。
¥32,443,200(税込)