こ、これでも腕時計!? 革新的な複雑メカで知られるブラ...

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オートランス プレイグラウンド ラビリンス

こ、これでも腕時計!? 革新的な複雑メカで知られるブランドによる「無用の用」を究めた“ゲームピース”とは?

文:笠木恵司

時計ジャーナリスト。1990年代半ばからスイスのジュネーブ、バーゼルで開催される国際時計展示会を取材してきた。時計工房などの取材経験も豊富。共著として『腕時計雑学ノート』(ダイヤモンド社)

外観はいかにも腕時計だが、時を教えてくれる機能は一切ない。ダイヤル(?)を傾けることで、小さなプラチナのボールを下部左側の穴に落とす“ゲームピース”。リューズを回すと、このボールが沈んで右側の穴から押し出されるので、ゲームが再開可能。老荘の思想である「無用の用」をラグジュアリーな“ゲームピース”で実現したと言えば大げさに過ぎるだろうか。

やや横長の角形ケースにリューズも備えて、外観はいかにも腕時計ですが、ダイヤル部分は垂直の壁で仕切られたレトロな雰囲気の立体迷路。腕を前後左右に傾けることで小さなボールを誘導し、下部の穴に落とすゲームを楽しめます。時計好きなら「まさかそれだけ?」と見えないところに隠されたメカニズムを探ろうとする...

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リューズの回転によって動く自社製メカニカル・リフト機構を搭載。石数は9石。ケースはサテン仕上げのグレード5チタニウム。サイズは37×42.5×13㎜。迷路の壁と床の部分は18Kレッドゴールド。ボールはポリッシュ仕上げのプラチナ。アリゲーターストラップ。3気圧防水。世界18本限定。¥1,800,000(税別)
問い合わせ先/ノーブルスタイリング TEL:03-6277-1600 
サンドロ・レジネッリ

今回のコメント

サンドロ・レジネッリ

オートランスCEO及び共同創業者

私も含めたクレイジーな4人が集まり2004年に創業したのがオートランスです。それまでの機械式腕時計は何かが欠けていたように感じて、コンテンポラリーな複雑機構に挑戦。それが成功して「時計表示の革新者」と評価されるようになりました。この路線は今後も継続しますが、その一方で大胆に「掟破り」をしてもいい時期ではないかと。そこで「プレイグラウンド」という新たなコレクションを設定。ユニークで画期的であるだけでなく、メカニカルで美しいことを条件に、第1弾として誕生したのが、時間を教えてくれない腕時計「ラビリンス」です。これまでも機械式時計の限界を超えてきましたが、「プレイグラウンド」ではさらに常識や掟や約束事を破っていくつもりなので、ご期待ください。

1995年からウォッチメイキングの世界で活躍。グッチタイムピース、タグ・ホイヤー、モーリス・ラクロアで執行責任者として経営実務を遂行してきた。2015年12月1日から現職。

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