創業130年! 日本が誇る鉛筆「uni」、そしてプレミアムなペン。新旧の定番を改めて体感しよう。

    Share:

    uniの定番鉛筆。子どもの頃が馴染みがあるという方も多いはず。改めて見てみると、そのデザイン性の高さに脱帽します。1ダース¥1080。

    ブラウンともワインレッドとも言える独特なカラーを纏った、ホールドしやすいハニカム型のボディ。そこにあしらわれた、ゴールドの印字。なめらかに書くことができて強度も高い芯。ほとんどの人に馴染みがある鉛筆、「uni」を展開する三菱鉛筆が130年を迎えました。

    uniが誕生したのは創業してからおよそ70年が経過した時のこと。それまでも三菱鉛筆は鉛筆を製造し、逓信省で採用されるなど地位を徐々に確立していきました。しかし戦後、当時の技術部長が海外へ視察に訪れた際、日本の鉛筆に対する評価が低いことを知り、それがuni開発のきっかけになったそうです。目指されたのは、完全に日本オリジナルで世界一の品質をもつ鉛筆。最高のなめらかさを追求するために、芯の材料の見直しから製造技術の刷新までを行い、開発スタートから約5年後にuniは生まれました。名前の由来はユニーク(unique)。いままで日本になかった唯一無二の鉛筆は、その時代の相場価格よりも高値で販売されたものの爆発的にヒットし、現在でも鉛筆のスタンダードになっています。

    そんなuniに続く、三菱鉛筆を代表するプロダクトとなっているのが油性ボールペンのジェットストリーム。そのシリーズのなかでも、ノック音や重みのバランス、持ち味など、あらゆる細部にこだわってつくられているハイエンドモデル、ジェットストリームプライムに限定カラーが追加されました。特徴は先軸やノック周りに採用された、高級感のあるブロンズカラー。スラッとしたフォルムも相まって、その佇まいは万年筆のよう。実際にもって筆記のテストをしてみると、ちょうどいい重みによって、自然とペン先に適度な圧がかかり、余計な力をかけずにスムーズな線を書くことができます。

    PCを日常的に使っていると、鉛筆やペンの登場頻度は段々と減ってきてしまいますが、このアニバーサリーイヤーを機にいま一度触れてみて欲しい、新旧の定番アイテムです。(撮影・文:大隅祐輔)

    ジェットストリームプライムの限定カラー。後軸はブラウンとネイビーの2パターンで、インク色は黒、赤、青。価格は各¥3,800。

    ペン先のボール径は、扱いやすい0.5、0.7mmの2展開。とりわけ書き心地が気持ちいい印象。

    問い合わせ先/三菱鉛筆
    TEL:0120-321433
    www.mpuni.co.jp/