旅行にガジェットが欠かせなくなってきました。ほかにもスマートに旅するグッズはありますか。

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    写真:遠藤 宏 文:和田達彦
    ライフスタイル提案型の家電店として、研ぎ澄まされたセレクトや企画性に注目が集まる二子玉川蔦屋家電。そこでプロダクトとユーザーをつなぐ役割を担うのが、個々の製品やジャンルに精通したコンシェルジュたち。そんな彼らに疑問を投げかけ、心を満たすプロダクトを導き出すのがこの企画。今回は、旅行に役立つ最新ガジェットについて教えてくれます。

    旅行にガジェットが欠かせなくなってきました。ほかにもスマートに旅するグッズはありますか。

    モバイルコンシェルジュ:佐藤綾香さん

    前職では、iPhoneアクセサリーやデジタルガジェットを紹介するインターネット動画制作に携わる。そこで得た知識を活かし、毎日がワクワクするような生活提案に努めている。

    「出張などで頻繁に長距離移動される方にとって、資料やノートPCなど必要なモノをコンパクトに収納できるスーツケースが必須ですよね。そこで今回ご紹介したいのが、Bluesmart(ブルースマート)の『Bluesmart One(ブルースマート・ワン)スマートスーツケース』です。これは2014年にクラウドファンディングサイトに登場し、あっという間に目標額を達成したことで話題になりましたが、今年から正規輸入品が購入できるようになりました」


    スマホと連携して使える多彩な機能


    「このスマートスーツケースの特徴は4つあります。ひとつ目は、専用アプリを介してスマートフォン上で本体のロックを操作できること。そして施錠しないままケースから離れると、自動的にロックされるとともに、スマートフォンにアラート通知が届きます。ちなみにロックはTSA準拠で、バッテリー切れの場合に備えて物理キーもついています。ふたつ目は、GPSおよび3G回線による位置追跡機能を備えていること。日本と韓国では3G周波数の規格が異なるため、スマートフォンとBluetooth接続している間のみになりますが、その他約200の国や地域では、どれだけ離れていてもケースの現在位置をアプリで確認することができます。3つ目は、デジタル計量器を内蔵していること。ケースの持ち手部分を垂直に持ち上げると、アプリ上にケースの重さを表示してくれるんです。そして4つ目は、充電機能。10,400mAhの大容量バッテリーを内蔵しているので、スマートフォンを最大で6回程度充電することができます」

    「ケース本体は、飛行機の機内に手荷物として持ち込み可能なサイズ。またフロントにはパスポートやノートPCなどを収納するのに便利な間仕切り付きのポケットがついていて、いちいちメインコンパートメントを開けなくてもすむようになっています。革新的な機能はもちろん、純粋にスーツケースとして使い勝手のよい作りになっているのも大きな魅力です」


    「ほかに、スーツケースは既に使っているお気に入りのものがあるという方も、モバイルバッテリーは必要でしょう。荷物の重さを量れる計量器もあったほうが、空港のチェックインカウンターであたふたせずにすみます。そこでこの2つを合体させたのが、OAXIS(オキシス)の『AirScale(エアースケール)』。100g単位で40kgまで量れる計量器に、スマートフォンを2回程度充電できる6,500mAhのバッテリーを搭載したスケールバッテリーです。ポケットサイズでかさばらないので、スーツケースの中にひとつ入れておくと重宝しますよ」

    ブルースマートの「ブルースマート・ワン スマートスーツケース」¥73,440(2016年10月20日現在)。本体サイズは35×22×54cm、容量約34リットル。重さは4.2kg。

    左から、ペアリングボタン、出力用USBポート、入力用Mini USBポート。出力用USBポートはフロントポケット内にもあり、同時にふたつのデバイスを充電可能。

    オアキシスの『エアースケール』¥7,452(2016年12月1日現在)。付属の計量フックストラップを装着して量りたいものを掛けると、重さが赤い文字で表示される。ボタンひとつで重量とバッテリー残量の切り替え可能。

    コンシェルジュからの一言

    モバイルコンシェルジュ:佐藤綾香さん

    「ガジェット好きなら、スマートウォッチが気になっている方は多いのではないでしょうか。次回は、時計ブランドが手がけたスマートウォッチを、引き続き私がご紹介いたします」

    ●二子玉川 蔦屋家電 TEL:03-5491-8550 http://real.tsite.jp/futakotamagawa/