部屋の壁を大画面にできるプロジェクターの最新モデルにつ...
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写真:遠藤 宏 文:和田達彦
ライフスタイル提案型の家電店として、研ぎ澄まされたセレクトや企画性に注目が集まる二子玉川 蔦屋家電。そこでプロダクトとユーザーをつなぐ役割を担うのが、個々の製品やジャンルに精通したコンシェルジュたち。そんな彼らに疑問を投げかけ、心を満たすプロダクトを導き出すのがこの企画。今回は、手軽に大画面の映像を楽しめるプロジェクターについて聞きました。

部屋の壁を大画面にできるプロジェクターの最新モデルについて教えて!

住コンシェルジュ:前田国彦さん。大手家電量販店を経て2015年8月から蔦屋家電へ。量販店ではまとめ買いを請け負う部署に在籍し、ジャンルを問わず家電全般に幅広い知識をもつ。「お客さまのお話を聞き、ライフスタイルに合った本当にほしいものを提案するように心がけています」

「近年、ますます人気が高まっているプロジェクター。かつては映像を投影するだけの機械でしたが、新世代のプロジェクターは、OSを搭載することで動画配信サービスを始めさまざまなコンテンツを楽しめたり、ワイヤレススピーカーとしても活用できるなど、多彩な使い方ができるようになっているのが大きな魅力です。プロジェクターは『家電のホンネVOL.16』でも一度ご紹介していますが、その後も新しい製品が続々登場しています。今回はその中から特にお薦めのものを3つご紹介しましょう」

popInの「popIn Aladdin(ポップインアラジン)」(W47.6×H16.9×D47.6cm)¥79,800(税込)。重量4.9Kg。画面サイズ40〜120インチ。解像度1280×800。明るさ700ANSIルーメン

「最初にご紹介するのは、プロジェクターおよびワイヤレススピーカーをシーリングライトのスタイルにまとめた、popInの『popIn Aladdin(ポップインアラジン)』です。2018年11月に発売された製品ですが、TVで紹介されて話題になったこともあって、爆発的に売れています。設置は簡単で、天井の引掛シーリングに通常の照明器具と同じように取り付けるだけ。電源も引掛シーリングのコンセントから供給されます。シーリングライトとしては、明るさは3800ルーメンのLEDライトで、8畳までの寝室に対応し、6段階の調光および6色の調色機能を備えています。プロジェクターとしては、シーリングから壁までの距離に応じて投影画面の大きさは変わり、約2メートルの場合80インチとなります。そしてスピーカーにはHarman Kardon製の5Wステレオスピーカーを搭載。こうした3in1のユニークなスタイルもさることながら、さまざまななコンテンツが楽しめる点もこの製品の大きな魅力。動画サービス、音楽ストリーミングサービスなどの外部サービスやアプリはもちろん、お子さん向けの学習コンテンツ、アートやヒーリング系の映像コンテンツなど、オリジナルのコンテンツも充実しています。付属のリモコンでシーリングライトもプロジェクターも操作でき、音声での操作も可能。また専用アプリによってスマートフォンをリモコンとして使うこともできます」

Anker(アンカー)の「Nebula Capsule(ネブラカプセル)」(W6.8×H12×D6.8cm)¥39,800(税込)。重量約470g。画面サイズ20〜100インチ。解像度854×480。明るさ100ANSIルーメン。上位モデルとして、明るさ(150ANSIルーメン)やストレージを強化した「Nebula Capsule Pro」もある。¥42,800(税込)

「続いてご紹介するのは、Anker(アンカー)の『Nebula Capsule(ネブラカプセル)』。こちらはどこへでも持っていける、350ml缶サイズのコンパクトボディが特徴です。Ankerといえば、日本ではモバイルバッテリーのメーカーとしておなじみですが、この製品も充電式バッテリーを備え、電源につないでいなくても、充電時間約2.5時間で動画再生なら約4時間、Bluetoothスピーカーとしての音楽再生は約30時間楽しむことが可能です。スピーカーには360度にパワフルな音が広がる5Wのステレオスピーカーを搭載。普段は単純に音楽を聴くためのスピーカーとしても十分に使えます。スマートフォン用リモコンアプリを通じて遠隔操作が可能で、スマホ内の画像をミラーリング投影することもできます。プライベートからビジネスまで、さまざまな場で活躍してくれそうですね」

LGの「HU80KS」(W16.5×H47.4×D16.5cm)¥321,840(税込)。重量約6.7kg。画面サイズ40〜150インチ。解像度4K(3840×2160)。明るさ2,500ルーメン。

「最後にご紹介するのは、LGの『HU80KS』。スリムなボディながら4KおよびHDR10に対応した高性能プロジェクターです。4K対応プロジェクターとしてはリーズナブルな価格が魅力ですね。この製品も音質にはこだわっていて、7Wのステレオスピーカーを搭載しています。またこの製品の特徴は映像の投影にミラーを採用することで、横置き、縦置き、吊り下げなど自由に設置方法が変えられる点。ミラー角度を変えることで投影する位置を調整でき、歪みは自動的にを補正してくれるので、台などを用意する必要はありません。電源コードは巻き取り式で本体に収納できるので移動も簡単。LGのTV同様にwebOSが搭載されていて、専用アプリストア『LG Content Store』も利用できるので、多彩なコンテンツも楽しめます。またマジックリモコンによってマウスライクな操作ができるなど、ハード面、ソフト面の両方で使い勝手のよさが光る、お薦めの製品です」

●二子玉川 蔦屋家電  TEL:03-5491-8550 https://store.tsite.jp/futakotamagawa/

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