ますます進化する家電&プロダクト、蔦屋家電のヒット商品はコレだ。

  • 文:Pen編集部

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家電に精通したコンシェルジュが売り場に常駐し、新商品の紹介や使い方はもちろん、プロダクトを通じてさまざまなライフスタイルを提案してくれる「二子玉川 蔦屋家電」。売り場を眺めていれば、家電の進化を追うことができる。同店2019年にヒットしたプロダクトとは? 同店でMDを務める角野亮太さんに聞いた。


人気が止まらない、シンプルな美しさのソーダサーバー

写真の「シルバースチール」のほか、「マットブラック」「クロームブラック」「コッパー」「ブラスゴールド」の5色が揃う。「CARBONATOR 2」¥27,500(シルバースチール/マットブラック、税込)、¥30,800(ブラスゴールド/コッパー/クロームブラック、税込)。専用ペットボトル¥1,980(シルバー、税込)、¥2,980(クロームブラック、税込)

「例年は夏に人気が高まる炭酸水メーカーですが、2019年はブーム終わらず、冬にかけてもお問い合わせが多くなっています」

同店でMDを務める角野亮太さんがおススメしてくれたのが、スウェーデン、ストックホルム発のaarke(アールケ)から発売されている「CARBONATOR 2(カーボネーター2)」。

「炭酸水が胃腸を整える、といった健康志向やスキンケアにも活用できると話題の炭酸水。宅飲みを楽しむ方も増えているので、今後もさらにニーズが高まりそうです」

シンプルで美しいデザインは、リビングやキッチンによく映える。家庭内にバーカウンターを設えたくなるようなスタイリッシュさだ。


“日本のサウンド”を熟知した、歌詞を吟味できるイヤフォン

写真の「ネイビー」のほか、「シルバー」「ゴールド」「カーディナルレッド」「アイボリー」「ピンク」の6色が展開。「TE-D01g」¥9,768(税込)

AVIOT(アビオット)は、日本のサウンドを熟知した日本人オーディオエキスパートが携わる、日本発のオーディオビジュアルブランド。初夏に発売を開始した「TE-D01g」が、圧倒的な支持を受けている。

「口コミで大学生や高校生の間で人気に火が付き、大人世代にも広まりました。国内アーティストがミュージックビデオで着用したり、THE YELLOW MONKEYや凛として時雨のピエール中野との、アーティストコラボモデルも発売されています」

イヤホン単体で最長10時間再生、IPX7の高い防水性能が頼もしい。「Japan Tuned」をキーワードに、徹底的に磨き上げたAVIOTの高音質を、どこまで小さなケースに封じ込められるかを追求した。

「実際、音が繊細で音の粒が聴きとりやすいと感じます。日本人の特徴でもある『歌詞を味わいたい』『女性ボーカルの歌声をしっかり聴きたい』といったニーズを満たす逸品です」


遊びながらプログラミングを学べる、“課題発見型”おもちゃ。

レモン色とホワイトのカラーリングがなんとも愛らしい。「Mabot Aスターターキット」¥21,780(税込)

2020年度から、小学校でプログラミング教育が必修化する。これを目前に、家庭で楽しみながらプログラミングを学べる商品が続々登場しているという。

「なかでもMabot(マボット)、toio(トイオ)などは拡張性が高く、長く学習に利用できることから人気です」

マボットはボール状の部品を、車輪やショベルといったパーツと組み合わせるだけで、簡単にロボットがつくれる。「Mabot GO」「Mabot IDE」といったアプリをスマホ、タブレットにダウンロードすることで、その場でプログラミング、ロボットの操作を直感的に行うことができる。

「ただのおもちゃではなく、プログラミングを学ぶなかで”課題発見型“の思考を習得できる、というのも重要なポイントになっています」

対象年齢は6歳から、という設定にも驚きだ。誰もが体験してきたブロック遊びは、ここまで進化している。


憧れのホームシアターを実現する、単焦点プロジェクター

内蔵バッテリーで最大2.5時間の稼働が可能。100インチ、フルHD画面が楽しめる。「PF50KS」¥82,360(税込)

昨今、家にテレビを置かない生活を選択する人も多いが、大きな画面で映像を楽しめるプロジェクターや、迫力の音響を味わえるサウンドバーの問合せが増加しているという。

「動画配信サービスが多種多様に拡がり、ホームシアターを手軽に実現できるようになりました。なかでも、画面が明るくてコスパがよいLGのモバイルプロジェクターが人気です」

そのほかpopIn Aladdin(ポップイン アラジン)のようにスピーカーとライトがセットになっている製品や、EPSONからは天井に投射、寝室で寝ながら見られる商品も登場。今後は「超単焦点・100インチ・4K」といった次世代モデルが発売予定だ。


AIが自分に最適な香りを教えてくれる、IoTの先端を行くアロマディフーザー

デバイスの色はホワイトとブラックの2種から選べる。「センティーマキナ クアトロ」¥65,780(税込)

インターネットとモノがつながるIoTが様々な家電に浸透してきたのも、近年の潮流だ。

「センティーマキナというルームディフューザーは、AIがさまざまな角度からユーザーを分析、使用履歴から、その時々にユーザーに最適な香りを演出してくれます」

使用方法は非常に簡単だ。14種類あるアロマカプセルから4種を選択してデバイスにセット。スイッチのオン/オフやタイマーの設定などは、すべてスマホで操作できる。

cadoの空気清浄機やルンバi7+など部屋の状態をアプリで確認できるものや、ルピナスロボやヘルスサーバーように健康状態を把握するサポートになる商品の売れ行きもよいという。

「2020年には世界のバリスタのレシピを再現できる、スマートハンドドリップコーヒーメーカー 『iDrip』も発売となります。IoTは、今後ますます発展していく分野でしょう」


街乗りが楽しくなる、折りたためる電動バイク

原動機付のため、自転車モードだけの使用でもヘルメットの着用が必要。カラーはファッションカーキ、ミカンオレンジ、ホワイトツートン、スーパーブラックの4色展開。「GFR-01」¥169,180(税込)

「こちらのglafitは『人々の移動をもっと便利で、快適で、楽しいものにする』というコンセプトのもとつくられた電動バイク。原付免許が必要ですが、自転車、バイク、両者を掛け合わせたアシスト走行が可能です」

動力はバッテリー式で、バイクモードでの最高速度は30㎞/h。バッテリーを含め本体は18㎏、工具なしで折りたためるためどこにでも持っていきやすい。

「数回にわたって開催した試乗会は、いずれも大好評でした。モビリティ全般で言うと、公道で走れないものもまだ多いので、今後に期待です」

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