ついにライカのアイウエアが! マイキータとの革新的なコラボで全5型をリリース

  • 文:高橋一史

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マイキータならではのステンレスフレームとライカの光学系のディテールがちりばめられたコラボサングラス「MYKITA | LEICAコレクション」から、「ML04」 ¥106,700(税込)

カメラメーカーの中で、ドイツのライカが突出したステイタスを誇るのはなぜか。携帯できる小型カメラを20世紀初頭に生み出し、スナップ写真の象徴になったことが理由のひとつと言えるだろう。写真の歴史はライカの歴史と直結する。ドイツらしい精密で堅牢な機械であり、美しさも使い心地もともに優れている点も、モノ好きの心をつかむ。さらに写真のプロをも魅了するのが、レンズの味わい深さだ。ライカ好きは一様に、「このレンズでなければ撮れない写真がある」と口にする。優れた光学機器こそが、ライカの評判を支えている。

そのライカがついにアイウエアに進出した。2003年よりスタートした気鋭のメーカー、マイキータとのコラボレーションである。メゾン マルジェラといったモードのアイウエアも手がけ、極薄のステンレスの打ち抜きフレームで知られるマイキータとライカはドイツのメーカー同士。「MYKITA | LEICAコレクション」全5型のラインアップは、両者の技術と個性の結晶だ。

 デザインはおもに2種類に大別される。プレーンなモデル(2型)と、トップにフード(バー)がついたスポーティなモデル(3型)だ。ともにフレームはステンレス製で、メカニカルな構造はマイキータらしいもの。幾何学的なレンズシェイプは、ライカのレンズフードを正面から見た形にインスパイアされている。レンズはライカとマイキータが共同開発した「Leica Eyecare」を使用しており、内側が無彩色で反射防止コーティングされ、色写りもなく後方の反射を防ぐ。レンズ表面のコーティングは、ライカ製の双眼鏡にも使われる「AquaDura®Vision Pro」だ。耐久性に優れ、曇りを防ぎ、汚れも落としやすく仕上がった。

さまざな色形が用意されたレンズの中には、ライカのアイコニックな赤で縁取られたタイプもある。これは単なる飾りでなく、周辺光を軽減させる機能がある。まさしくドイツのバウハウス的な “機能美” に満ちたこのコレクションは、趣味人の大人が愛用するのにふさわしい逸品だ。

レンズエッジの赤ラインは周辺光を軽減させる。テンプルにはレンズグリップのような刻み飾りが。

トップにフード(バー)がついたスポーティなモデル。顔の眉毛とフレームの空間を埋め、頭上の太陽光から目を守る。

テンプルの内側の刻印のフォントは、ライカの流儀に即したもの。

このコレクションに付くコラボレーションのロゴマークにも、確かな存在感が。

トップバーのついた、ラウンドシェイプの「ML01」¥110,000(税込)

ティアドロップ型で、目のカバー力が高い「ML02」¥94,600(税込)

レンズフードの四角い形を彷彿させる、「ML03」¥94,600(税込)

シンプルなフレームのモデルには、赤ラインつきのレンズも。「ML05」¥91,300(税込)

MYKITA | LEICAコレクション
※6月よりマイキータショップ、グローバルの一部のライカストア、下記オンラインストアにて販売予定
http://mykita.com

問い合わせ先/MYKITA JAPAN
TEL:03-3409-3783