【名作照明に恋して】Vol.1 優しい光に包まれる、北欧のペンダントラ...

【名作照明に恋して】Vol.1 優しい光に包まれる、北欧のペンダントライト5選。

文:佐藤早苗 写真:岡村昌宏(CROSSOVER) スタイリング:竹内優介(Laboratoryy) 編集:山田泰巨

室内において光は重要な要素だ。いまを生きる私たちは、昼夜を問わず白く明るい光で空間を満たしている。しかしかつて谷崎潤一郎は『陰翳礼讃』に、日本でも光への繊細な感覚と美意識が尊ばれたと書いた。家で過ごす時間が長くなったいまだからこそ、あらためて家に灯る光を考え直してみたい。

全5回に渡って照明器具を紹介するこのシリーズでは、ペンダント、フロア、デスク、テーブル、ポータブルという5つの光に注目し、光とともに豊かな時間を過ごすヒントを届ける。第1回は北欧にゆかりをもつペンダントライトを紹介する。暗く長い冬を快適に過ごすためにデザインされた北欧の明かりは、優しく柔らかな光の心地良さを教えてくれる。


1. 乳白色の手吹きガラスから広がる、柔らかな光とシャープな光。

2. 秋の黄昏時のような光は、最新技術とクラフトの融合から生まれる。

3. ミッドセンチュリーの代名詞は、シックな色合いがいまの気分。

4. 規則正しい折り目がつくる、幾何学的な光の彫刻。

5. 街を照らす明かりのように、光が滲み出る7枚のシェード

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Feature Culture 海と自然へのオマージュと、伝統を超えるロイヤル コペンハーゲンの新たな感性
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