雪道でも、どんな道でも変わらないSUV、ランドローバーの実力。

  • 文:Pen編集部

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ディスカバリー。雪上での走りは本格SUVならではの本格派。夏までには弟分のディスカバリー・スポーツも日本に導入される。

英国のSUVメーカー、ランドローバー。「4輪駆動のロールスロイス」と称されるレンジローバーなどの高級モデルが日本では有名ですが、じつはフルライン(実用~超高級まで)のSUVメーカーなのです。大きくわけると、実用重視のディフェンダーシリーズ(日本未導入)、ディスカバリーシリーズ、レンジローバーシリーズの3つにわかれ、その傘の下に細かなモデルが存在します。ディスカバリーシリーズはディスカバリーとディスカバリー・スポーツ(2015年夏頃までに導入)、レンジローバーシリーズはレンジローバー、レンジローバー・スポーツ、レンジローバー・イヴォーグというように。

そんな世界にも例を見ないSUVのフルラインメーカーの代表的なモデルを集めた雪上試乗会が2月の志賀高原で開かれました。用意されたモデルは、レンジローバー、レンジローバー・スポーツ、レンジローバー・イヴォーグ、ディスカバリーの4車種。試乗する道は、雪が積もった一般道と特別に用意されたスペシャルコースの2つ。それぞれのモデルでもちろん、乗り味やキャラクターの差はありますが、驚くのは、スペシャルコースでの走破性。一見、シティユースのSUVに見えるイヴォーグでも急傾斜の登り坂と下り坂、モーグルと呼ばれるデコボコの雪面などを難なく走破してしまうのです(もちろん、乗り心地は違います)。カッコだけじゃない基本性能を守ることによって、ランドローバーのブランドは守られているのです。

志賀高原の一般道を走るレンジローバー。こんな雪道でも快適かつ安全に走れるのがこのモデルの魅力。

下写真:スペシャルコースを走るイヴォーグ。さすがにフルサイズのSUVほどなめらかではないが、見事に悪路を走破する。その実力は本格派。