銀糸が織り込まれた西陣織のカーシート、車内で香りを楽しめる清水焼の器、旅の高揚感を盛り上げる友禅染のボストンバッグ。愛車で過ごす時間に特別感と上質さを提供するために生まれたブランド、それが「Kiwakoto」です。「きわこと(際殊)」とは、「格別であるさま」を表す古語。その名の通り、他にはないこだわりや個性を形にすることで、ラグジュアリーなカーライフを提案したいという思いが、ブランド名に込められているのです。
そんな「Kiwakoto」の商品が一堂に揃う初の直営店が、4月13日にオープンします。外観を彩るのは、原種から派生したアカマツやソヨゴなどの植物が岩肌と美しく調和したロックガーデン。ラグジュアリーなホテルが立ち並ぶ京都・河原町二条という立地に品格を添えます。
店内に展開されているプロダクトは、実に多種多様。バッグやキーホルダー、サングラスケースなどの革製品、クッションやハンカチなどの布製品、香りの器やフリーカップなどの陶器……。なかには、京指物の箱にミニ茶釜の入った野点セットという、郊外での粋な過ごし方を誘うユニークな逸品もあります。それぞれの商品にまつわるストーリーを、スタッフがていねいに説明してくれるのも魅力です。
さらに、ブランドサービスのひとつである「クラフトカー」のカウンセリングコーナーも見逃せません。このサービスは、伝統工芸技術を用いて、クルマの内外装をオーダーメイドできるというもの。金銀糸を立体的に織り上げた西陣織のテキスタイルが張られたカーシート、竹工芸を用いた天井ボード、艶やかな蒔絵や螺鈿を施した漆塗りのドアミラーやドアノブなど、最高峰の手仕事の数々が、クルマへの愛着を限りなく高めてくれそうです。店内に展示されたモデルカーで、こだわりを極めた空間演出を体感することができます。
職人の技に、用の美を合わせたデザイン
「Kiwakoto」のこだわりを具現化しているのは、拠点である京都が育んできた伝統のクラフツマンシップ。卓越した熟練職人の技に、現代の用の美を融合させたオリジナルデザインで、特別な車内空間を演出するための真摯なものづくりを行っています。
たとえば、和装に使われる京友禅墨流し染めと西陣織を掛け合わせたボストンバッグ。縁起のいい墨流しの柄を表地のレザーに施し、裏地には金銀糸を織り込んだ西陣織のテキスタイルを用いるという贅沢な仕様。表地を「薗部染工」、裏地を「細尾」と、それぞれ歴史ある工房が手がけています。手にとると、熟練の技と美しいデザインの結晶に心躍ります。他にも、京焼や京扇子、京指物、京釜師など、各分野の職人技を活かしたプロダクトが次々と登場しており、目が離せません。
京都のクラフツマンシップが創り出す、新たなカーライフ。ぜひショップで商品を手にとり、「Kiwakoto」の世界観をダイレクトに感じてみてください。
問い合わせ先/Kiwakoto
TEL:075-212-0500
http://kiwakoto.com