ハミルトンの新作ミリタリーウォッチは、直径50㎜のビッグフェイス!

  • 文:笠木恵司

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ハミルトンの新作「カーキ フィールド メカ」。ケース径が50㎜という破格のビッグフェイスが強烈。アラビア数字のインデックスは蓄光式蛍光塗料のスーパールミノバで造形されています。隣の人でも時間が読み取れるほど、視認性抜群のタフなミリタリーモデルです。

最近の時計は薄型&小径のスモールサイズが増えてきましたが、そうしたトレンドとは真反対を行くビッグフェイスモデルが登場しました。ハミルトンの新作、「カーキ フィールド メカ」のケース直径はなんと50㎜。一般的なメンズウォッチは40~43㎜とされているので、直径だけでも2割増。面積に換算すれば約1.5倍にもなります。その圧倒的な“大顔”に仰天しながらも、常識を突き抜けたスーパーサイズに感嘆して、思わず微笑んでしまいます。

それだけでなく、時間を示すインデックス(アワーマーカー)にも際立った特徴があります。夜光塗料として普及している蓄光式(光を吸収して発光する)のスーパールミノバを画期的な手法で加工。1から12のアラビア数字を大きく造形してダイヤルに植え込んでいるのです。文字の高さも一般的な立体インデックスを上回る1㎜。純度の高いスーパールミノバ製のため、前面だけでなく横方向からもまんべんなく光を吸収でき、暗い場所での視認性も抜群。発光時間も標準の約2倍とされ、夜になるのが楽しみな時計です。さらに、新開発の手巻きムーブメント「H-50」を搭載しており、いっぱいに巻き上げれば3日間以上、約80時間のロングパワーで動き続けます。

この「カーキ フィールド」は、ハミルトンが1940年代に製作したミリタリーウォッチをルーツとするコレクションです。実用性、機能性、堅牢性が求められる軍用スペックを現代的にリファイン。だからこそ時間が瞬時に読み取れるビッグフェイスであり、夜間に十分な光を放つスーパールミノバの立体インデックスなのです。腕元で強烈な存在感を主張する超個性的なモデルですが、そのすべてに理由や目的があるわけです。

ミリタリースピリットが漂うタフな雰囲気と高い視認性が、持つ人の愛着をしだいに強めていくのではないでしょうか。コストパフォーマンスにも優れた、ハミルトンらしさが全開の新作です。

ハミルトン「カーキ フィールド メカ」。ブラックダイヤルにブラウンのヌバックストラップの組み合わせ(Ref.H69819530)。手巻き、ステンレススチール、ケース径50㎜、パワーリザーブ約80時間、10気圧防水、¥138,240(税込予価、10月発売予定)。

ハミルトン「カーキ フィールド メカ」。ブラックダイヤルにブラックストラップを組み合わせた“ステルス”モデル(Ref.H69809730)。手巻き、ステンレススチール(ブラックPDV)、ケース径50㎜、パワーリザーブ約80時間、10気圧防水、¥149,040(税込予価、10月発売予定)。

ハミルトン「カーキ フィールド メカ」。グレーグリーンのアースカラーをダイヤルに使用した大人のセンスを感じさせるモデル(Ref.H69829560)。手巻き、ステンレススチール(アースカラーPDV)、ケース径50㎜、パワーリザーブ約80時間、10気圧防水、¥149,040(税込予価、10月発売予定)。

問い合わせ先/ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン TEL:03-6254-7371