「ハミルトン」が70年代のパイロットウォッチを完全復刻。約10万円のグ...

「ハミルトン」が70年代のパイロットウォッチを完全復刻。約10万円のグッドプライスも見逃せない。

文:笠木恵司

写真中央は1970年代に英国空軍に納入していたパイロットウォッチ「W10」。左端と右端が、これを復刻して最新ムーブメントを搭載したハミルトンの新作「カーキ パイロット パイオニア メカ」。英国の軍用官給品であることを示す「ブロードアロー」(6時の上方にある矢印)がないだけで、サイズもスタイルもほとんど同じ。

1世紀にわたってパイロットウォッチを手がけてきたハミルトン。その歴史を語る上で欠かすことのできない「W10」モデルが完全復刻され、「カーキ パイロット パイオニア メカ」として登場した。手巻きの649ムーブメントを搭載した「W10」は、1973~76年に英国王立空軍に納入。第一線のトップパイロットたちが愛用したモデルとして知られており、時計ファン待望の復刻版といえる。

英国の軍用官給品であることを示す「ブロードアロー」(矢印マーク)がないだけで、オリジナルを忠実に再現。なによりも、現代の腕時計を見慣れた目には小さく見える直径33㎜のケースが往時を象徴している。ただし、このケースはステンレス・スチールをラグまで一体で切削・造形した厚みのあるワンピース。華奢なサイズに見えても100m防水であり、ミリタリーらしい堅牢性・耐久性を備えている。

ダイヤルも、陽光を反射しないマットブラックをベースに、ホワイトのアラビア数字インデックスを組み合わせて優れた視認性を確保。赤茶けたラジウムカラーを再現した蓄光式夜光塗料を要所に施しており、エッジを丸くしたボックス型強化ミネラルクリスタル風防と合わせて、ヴィンテージな雰囲気もきっちりと味付けされている。

その一方で、ムーブメントは手巻きの最新キャリバー「H-50」を搭載。いまどき手巻きは面倒という人もいるかも知れないが、時計を動かしている実感が得られる機構だ。昔のモデルではあり得なかった約80時間のロングパワーなので、多忙でしばらく巻き忘れても元気に動き続けてくれる心強さも魅力。これだけの個性とスペックで税抜き10万円前後という価格は、グッドプライスというほかない。スーツの袖口にも控え目に収まるので、かつてのパイロットたちと同じく、バディ(相棒)として日常を共にしていただきたい。

サイズ的に物足りない人のために、ケース径41㎜のクロノクォーツもスタンバイ。70年代の傑作ヘリテージモデルを、ふたつの対照的なサイズとムーブメントでリファインした新作だ。


ブラウンのレザーNATOストラップがヴィンテージ感を強調。ムーブメントは最新の手巻き式「H-50」を搭載しており、パワーリザーブは約80時間。ケースはステンレス・スチール、ケース径33㎜、10気圧防水。「カーキ パイロット パイオニア メカ」¥102,000(税抜)

グレーテキスタイルのNATOストラップがカジュアルな印象。ボックス型の風防は反射防止加工を施した強化ミネラルクリスタル。ケースはステンレス・スチール、手巻き、パワーリザーブ約80時間、ケース径33㎜、10気圧防水。「カーキ パイロット パイオニア メカ」¥96,000(税抜)

同じく「カーキ パイロット パイオニア」に加わったクォーツクロノグラフ。10時位置に30分積算計。ブラウンレザーの他、グレーテキスタイルのNATOストラップや、ブレスレット仕様もラインアップ。ステンレス・スチールケース、ケース径41㎜、10気圧防水「カーキ パイロット パイオニア クロノクォーツ」¥64,000(税抜)

問い合わせ先/ハミルトン/スウォッチグループジャパン Tel:03-6254-7371

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Feature Fashion グッチの世界で自分好みの服をつくる、「GUCCI DIY」プログラムを知っているか?

グッチの世界で自分好みの服をつくる、「GUCCI DIY」プログラムを知っているか?

写真:矢吹健巳(W) スタイリング:川合康太 ヘア:藤原一毅(Perle Management)

グッチのウエアやアクセサリーを独自にカスタマイズできる「GUCCI DIY」プログラムをご存じだろうか? 新たなアイテムやモチーフが加わり、さらなる盛り上がりを見せるこのサービスに注目した。

グッチの世界で自分好みの服をつくる、「GUCCI DIY」プログラムを知っているか?

アレッサンドロ・ミケーレ●1972年、ローマ生まれ。2002年にグッチのデザインオフィスに参加。06年にレザーグッズのデザイン・ディレクターに就任し、11年にアソシエイト・クリエイティブ・ディレクターに。15年1月からクリエイティブ・ディレクター。Photo Courtesy of Ronan Gallagher for Gucci

2015年、アレッサンドロ・ミケーレがクリエイティブ・ディレクターに就任して以来、グッチはモードブランドとしての個性をより前面に押し出している。ヴィンテージテイストなのに現代的であり、ビビッドな色彩がぶつかり合う中に伝統的なモチーフのパッチワークが混在するなど、クラシックとポップカルチャーを混淆しているのが現在のグッチといえるだろう。

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