年差±5秒を誇る高精度クオーツ「ザ・シチズン」から、300本限定の特別カラーモデルが登場。

  • 文:笠木恵司

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和紙ダイヤルなど多彩なラインアップが揃っている「ザ・シチズン」の最新版。右:「BLACK EAGLE(ブラックイーグル)」。左:「BLUE EAGEL(ブルーイーグル)」。ともに力強さを感じさせる限定モデルだ。

機械式時計の精度は「日差」で示される。進みや遅れが1日あたり何秒という意味だが、水晶振動子を利用したクオーツではこれが「月差」となる。ところが、それをはるかに凌ぐ「年差」を誇る超高精度クオーツもある。シチズンでは、定期的な電池交換不要の光発電エコ・ドライブで年差±5秒のクオーツ・ムーブメントを世界で初めて開発。同社の最高峰コレクション「ザ・シチズン」に搭載してきたが、ブラックとブルーの特別なカラーリングを施した2タイプの数量限定モデルが登場した。

「BLACK EAGLE(ブラックイーグル)」は、ケースとダイヤル、革ストラップをブラックで統一した精悍なイメージが特長。シチズン独自の擦り傷に強いデュラテクトDLC(硬質炭素皮膜)をステンレス・スチールのケースに施しており、ブラックのなめらかな光沢にダイヤルの縦ストライプが美しい個性を加えている。一方、「BLUE EAGLE(ブルーイーグル)」は、放射状に輝くブルーダイヤルが知的で清新。デュラテクトプラチナを施したシルバーカラーのケースとのコンビネーションが、シャープで凜とした印象を与える。

両モデルともに、肉厚のベゼルとがっしりしたラグ(ベルトとの接続部)を備えており、針やバーインデックスも大胆にデザイン。マットとサテン仕上げで磨き分けたケースと合わせて、躍動感に満ちたスポーツテイストを感じさせる。ダイヤルや裏蓋、リューズにあしらわれたイーグルマークが超高精度の証だ。

近年は、地上局やGPS衛星の電波を受信して自動修正する「電波時計」も普及してきたが、この「ザ・シチズン」は完全なスタンド・アローン。電波の受信状況を気にする必要がない。光さえあれば動き続けるエコ・ドライブだが、ダイヤルは高級時計にふさわしい質感がある。超高精度で手間はいっさい不要、そしてスタイリッシュ。この三位一体の魅力を幅広く楽しめるデイリーユースに最適なモデルであり、それぞれ300本限定という特別感が持つ人の誇りになるはずだ。

ステンレス・スチールのケースにデュラテクトDLC(硬質炭素皮膜)をコーティング。光発電エコ・ドライブで、フル充電すると約1.5年(パワーセーブ作動時)稼働する。パーペチャルカレンダーも搭載。ケース径39.0㎜、ケース厚11.6㎜(設計値)、10気圧防水、耐磁時計。世界限定300本。「BLACK EAGLE」¥363,000(税込)、2019年12月7日発売。

デュラテクトプラチナを施したステンレス・スチールケースにブルーダイヤルというシャープな組み合わせ。スペックは上掲モデルと同様。世界限定300本。「BLUE EAGEL」¥330,000(税込)、2019年12月7日発売。

1960年代に高精度の機械式腕時計として知られた「シチズン クロノマスター」に由来するイーグルマークを、ダイヤルやリューズ、ケースバックに刻印。

問い合わせ先/シチズンお客様時計相談室 TEL:0120-78-4807