えっ、そんな感じできちゃう!? 貴方のお眼鏡にかなった...

東京車日記いっそこのままクルマれたい!

第39回 Renault Megane R.S. 273 Final Edition / ルノー・メガーヌ R.S. 273ファイナルエディション

えっ、そんな感じできちゃう!? 貴方のお眼鏡にかなったるかな、ルノー「メガーヌR.S.」のファイナルエディション!

構成・文:青木雄介

編集者。長距離で大型トレーラーを運転していたハードコア・ドライバー。フットボールとヒップホップとラリーが好きで、愛車は峠仕様の1992年製シボレー・カマロ改。手に入れて9年、買い替え願望が片時も頭を離れたことはない。

メーターパネルを斜めにデザインしているのがエッジィでメガーヌっぽい。外装色でも印象がガラっと変わるから、コーポレートカラーの黄色か、赤を選ぶかは大いに悩みどころ。

いよいよ現行モデルでは最終バージョンとなるメガーヌR.S.に注目! 本国ではすでに現行メガーヌR.S.は生産を終えていて、このファイナルエディションとはその最終モデルという訳。R.S.とはルノー・スポールの略なんだけど、そもそもメガーヌR.S.はノーマルのメガーヌに較べて画然と格好いいんだ。これは専用ボディによるところが大きい。エアロダイナミズムを強調したフロントグリルにルーフラインに傾斜をつけたシンプルな変化にも関わらず、印象を一変させる近未来的かつスポーティな仕上がり具合。このファイナルエディションならではの、往年のグランプリロゴを思わせるようなデカールも格好いい! そのままでも十分なのにあえて「あ…そんな感じできちゃう?」って感じで、心が揺れちゃうよね(笑)。

この「そんな感じ」が現行メガーヌR.S.の最終モデルにはふさわしい。10年前のメガーヌR.S.を思い出すに、ツインスクロールターボでゴリゴリにスパルタンだったあの走りに較べて、現行は出力特性も足回りもよくしつけられていて、とても大人なフレンチスポーツ。正直、FFであることを忘れてしまうぐらい。かといって電子制御で挙動を安定させているのではなくて、無理なく素性の良さを強調している感じ。それがレカロのバケットシートに身体を固定されると最初、物足りなさも感じるんだけど、徐々に顔がにやにやしてくる後効きのパターンなんだよね(笑)。まったく分かりにくいかも知れないけれど、フリースタイルダンジョンで審査員のLiLyさんが「そんな感じできちゃう?」って顔を赤らめるパターンなんだよね。あははは。

ランエボのファイナルエディションもそうだったけど、スポーツタイプの最終型をうたうケースは人事を尽くして天命を待つというか、販売手法も限定にして売り切ったらお終いっていう、腹がすわってるもの。このメガーヌR.S.273ファイナルエディションも、そもそもクルマの特性からいっても“ファイナルエディション”がよく似あう。もの静かで、骨のあるメガーヌR.S.には最後の華とでもいうべき終りの美学があって、そもそも生来の資質としてそれがある気がするね。そこに思わずグッとくるんだ。セクシーだし、ちょうど現フランス代表のオリヴィエ・ジルーが引退するときは、こんな感じかも。ちなみに次のメガーヌは本国ではもう発売されているんだけど、それ見たら違いの大きさにその思いをあらたにするよ(笑)。ま、いずれにしても最終型は行くも退くも勇気が必要でしょ!? 限定200台は完売間近とのこと。ハッとして、グッときたら、ギュッといっちゃおうか。あはははは。

Renault Megane R.S. 273 Final Edition / ルノー・メガーヌ R.S. 273ファイナルエディション

●エンジン:2.0リッター直列4気筒ターボ
●最高出力:273PS
●最大トルク:360Nm
●トランスミッション:6速MT
●車両価格:¥3,990,000~

問い合わせ先:ルノーコール 
TEL:0120-676-365
http://www.renault.jp/car_lineup/megane/renault_sport/final_edition/

次号予告

ファッションについて 語るときに あの人の語ること。