ジャガー・ルクルト「ポラリス」の300mダイバーズは、スマートな顔つき...

ジャガー・ルクルト「ポラリス」の300mダイバーズは、スマートな顔つきとアコースティックなアラームが魅力!

文:笠木恵司

アラーム機能を備えた往年の名機「メモボックス」を継承。右側の3つのリューズでアラームや時刻表示を調整する。自動巻き、ステンレス・スチール、ケース径42㎜、ケース厚15.63㎜、パワーリザーブ45時間、300m防水。「ジャガー・ルクルト ポラリス・マリナー・メモボックス」¥2,050,400(税込)

ジャガー・ルクルトの「ポラリス・メモボックス」は、インナーベゼルとアラーム機構を備えた異色のダイバーズウォッチとして1968年に誕生した。浮上時間をあらかじめセットしておけば、ダイバーにベル音で注意喚起する。その50周年となる2018年にスポーツコレクションとして復活したが、本筋ともいえる300m防水の本格派ダイバーズが追加された。

伝説的なアラーム機構を備えた「ジャガー・ルクルト ポラリス・マリナー・メモボックス」と、日付表示付きの「ジャガー・ルクルト ポラリス・マリナー・デイト」の2モデルで、いずれもダイバーズウォッチの国際基準ISO6425に準拠。海中での視認性や耐磁性などの要件をクリアしているが、見た目はとても潜水用とは思えない。ダイバーズの特徴的な装備である回転ベゼル(逆回転防止機構付き)が、ケース外部ではなくダイヤル内に配置されているからだ。このため外装とダイヤルはハードなスポーツモデルにありがちな猛々しさは微塵もなく、むしろスマートな雰囲気が漂う。シャイニーなブルーのダイヤルは、海を想わせるシンボルのような存在だ。

「ジャガー・ルクルト ポラリス・マリナー・メモボックス」のケースバック。アラーム機構を搭載しており、右上のハンマーがケース側にあるゴングを打ち鳴らす。

ただし、アラーム付きの「メモボックス」ではケース右側に3つのリューズを配置。最上部のリューズはダイヤル中央のディスクと連動しており、これを回してオレンジの三角のポインターをアラーム時刻にセットする。中央のリューズは外周のインナーベゼルに連動しているので、オレンジの三角のポインターを分針に合わせれば経過分を計測できるほか、浮上時間を先回りしてセットしておくことも可能。かつては海中での減圧停止時間の目安として利用されていたようだ。通常の時間調整などは最下部のリューズで行う。

こうした表示を同心円としてレイアウトしており、3つの大きなアラビア数字と大型のクサビ形インデックスも大変に見やすい。時分針も中抜きにして軽快なイメージに。いずれもブルーに発光する蓄光式蛍光が塗布されているが、読み間違いを防ぐために最重要な分針だけをオレンジにしている。

海中での視認性確保のために、針とインデックスには蓄光式蛍光を塗布。すべてブルーに発光する中で、最重要な分針だけはオレンジで発光。読み間違えないよう配慮している。

こうした機能はダイビングに限らず、ビジネスシーンでも十分に有効活用できる。インナーベゼルは会議などの時間経過を簡単に計測できるほか、夜間の蛍光による視認性も便利。そして「メモボックス」のアラームは、クォーツやスマホの無機質な電子音と違って、ハンマーでゴングを叩く機械式特有のアコースティックなサウンドが魅力だ。目覚ましや外出時間の告知にするなど、さまざまに楽しめる。

「マリナー・デイト」はアラームがないだけで、そのほかの機能はすべて共通している。「羊の皮を被った狼」ではないが、本格派の潜水機能を秘めた腕時計をビジネススーツに合わせるのも、節度を知る大人らしい粋なオシャレではないだろうか。

アラームなしのモデル。3時位置に日付表示の小窓がある。上のリューズでインナーベゼルを、下のリューズで時刻と日付を調整する。自動巻き、ステンレス・スチール、ケース径42㎜、ケース厚13.92㎜、パワーリザーブ70時間、300m防水。「ジャガー・ルクルト ポラリス・マリナー・デイト」¥1,284,800(税込)

問い合わせ先/ジャガー・ルクルト TEL:0120-79-1833

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Feature Product シェフ・小林圭が考える、時と料理の美しい関係。
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