超軽量で高機能、しかもスタイリッシュ。ブライトリングの新作「エンデュランス プロ」はスポーツウォッチの“新しい日常”になる?!

  • 文:笠木恵司

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プロアスリートにもスポーツ愛好者にも最適な機能性を備えた「エンデュランス プロ」は超軽量で高精度。スポーティでありながら、ファッション性も高いため、カジュアルな装いにも似合う。

直径44㎜とラージサイズにもかかわらず、ベルトも含めた総重量は64グラム。卵1個程度のウェイトにもかかわらず、高機能を備えたスポーツウォッチ「エンデュランス プロ」がブライトリングから登場した。アスリート向けのハイスペック・クロノグラフというだけでなく、カジュアルな普段使いでもスタイリッシュな存在感を放つ、高級感とファッション性が際立った特長といえるだろう。

ただし、突然の思いつきで生まれたモデルではなく、1970年代に発表されたブライトリング「スプリント」からインスパイアを受けたもの。当時のケースはレジン(樹脂)製だったが、今回はブライトリングが2016年に発表した新素材「ブライトライトⓇ」を採用。チタンに比べて約1/3、ステンレススチールなら約1/6という超軽量に加えて、熱安定性や腐食耐性に優れているほか、摩擦やスリ傷などにも強い。時計界ではブライトリングだけが使用できるオリジナルの素材だ。

このブライトライトⓇ製ケースに搭載されているのは、従来の10倍の精度を誇るスーパークォーツ・ムーブメント。COSC認定のキャリバーであり、温度補正機能を備え、1年間での誤差はわずか±15秒以内。このムーブメントが駆動するのは、通常の時・分・秒針に加えて、1/10秒計(2時位置)と30分積算計(10時位置)をサブダイヤルに持つクロノグラフだ。マットブラックのダイヤルベースに赤いクロノグラフ秒針が鮮やかなコントラスト。各種目盛りの視認性も極めて高い。

また、ダイヤル周縁にはパルスメーターを表記。クロノグラフをスタートして心拍数を30まで数え、ストップした時点での赤い針先の数字が1分間の脈拍となる。この機構も前述した70年代のモデルからの継承であり、いわばブライトリングのスポーツ・ヘリテージを現代的に再解釈した新作なのである。

こうした機能性だけでなく、3、6、9の大きな数字を植え込みにしたダイナミックな立体感と深みのあるダイヤルが、高級機械式時計に匹敵するラグジュアリーな印象を与える。その一方で、ブルー、オレンジ、レッド、イエロー、そしてホワイトという華やかな5色のベルトをスタンバイ。パルスメーター部分のインナーベゼルリングとリューズのカラーもそれに合わせており、機能一辺倒になりがちなスポーツウォッチに新しい世界観を導入したといえそうだ。折しも新型コロナのパンデミックで「ニューノーマル/新しい日常」が提唱されている。超軽量で高機能、しかもスタイリッシュな雰囲気を両立させた「エンデュランス プロ」は、アスリートやスポーツ好きに“新しい日常 ”をもたらすのではないだろうか。

ブライトリングでは、この「エンデュランス ブロ」の発売を記念して、9月2日〜16日に「ストラヴァ チャレンジ」を開始する。ランナーやサイクリストのためのアプリである「ストラヴァ」を利用。参加者は水泳やランニング、サイクリングなど自分の好きなアクティビティを合計で500分間行う。これはアイアンマンレースの平均的なタイムだが、達成まで2週間を設定。このチャレンジをやり遂げた参加者をランダムに選び、「エンデュランス プロ」やバイクなどの賞品が贈呈される。詳しくはhttps://www.breitling.com/jp-ja/campaigns/endurance/を参照していただきたい。

時分針には蓄光式蛍光塗料のスーパールミノバを使用。暗闇でも時刻をはっきり読み取ることができる。ダイヤル周縁に脈拍を測るパルスメーターを備えており、両方向に回転するベゼルには方位の表示(N、E、S、W)が刻まれている。

インナーベゼルリングのカラーに合わせたラバーストラップが付属しているほか、別売りのNATOストラップに付け替えることも可能。ムーブメントは温度補正スーパークォーツ(キャリバー82)。ケースはブライトライトⓇ。ケース径44m、100m防水。¥357,500(税込)

問い合わせ先/ブライトリング・ジャパン TEL:0120-105-707