チーズ好きなら見逃せない、ラクレットグリル
家電コンシェルジュ
concierge 神原サリー Sally Kamihara
新聞社勤務を経て「家電コンシェルジュ」として独立。豊富な知識と積極的な取材をもとに、独自の視点で情報を発信している。2016年、広尾に「家電アトリエ」を開設。テレビ出演や執筆、コンサルティングなど幅広く活躍中。

青野 豊・写真
photographs by Yutaka Aono
レコルト ラクレット & フォンデュメーカー メルト
Raclette & Fondue Maker Melt 〈ラクレットグリル〉

チーズ好きなら見逃せない、ラクレットグリル

下段に差し込まれたミニパンでチーズを溶かし、プレートで焼いた食材にかける。希望小売価格¥5,400(税込)

スタイリッシュな調理家電ブランドのレコルトから、心躍る1台が登場した。その名も「ラクレット&フォンデュメーカーメルト」。ラクレットは、チーズを溶かしてじゃがいもやパンなどにかけて食べるスイスの代表的な料理。これまで香港やシカゴ、ベルリンなど海外の展示会で、ラクレットメーカーが展示されているのを数多く見てきた。だが、それらに比べてレコルトのものは驚くほど小さい。本体幅が約29.5cm、奥行きが10.5cm、高さが11cm。おもちゃっぽいほどの小ささだが、これが実によくできているのだ。
ヒーターの上に置くグリルプレートはとても厚みがあり、持ってみるとずっしり。ひっくり返すと平面プレートになり、両面使える仕様だ。グリルプレートで食材を焼いたり温めたりして、下段に差し込んで使うミニパンにチーズを入れて、上部のヒーターの熱で溶かすという仕組み。海外で見てきたものは、グリルプレートもミニパンも薄くて蓄熱性に欠け、直焦げしてしまうものが多かったが、温度調節もでき、熱のあたりがちょうどよくて、きちんとつくり込んであるのがわかる。
ミニパンはふたつ付いていて、同じ方向にふたつ差し込んで使うだけでなく、テーブルに向かい合って座っている場合、あちらとこちらで交互にミニパンを差し込んで使うことも可能だ。チーズというのは、思いのほかすぐに固まってしまうものなので、1回に食べる分だけちょこっとチーズを溶かし、焼き上がったベーコンなどの食材にかけて食べるというリズムで使えるのがいい。以前は「おひとりさま家電」などと言われていたレコルトだが、決してひとり用ということではなく、いまの暮らしに合った“ちょうどいいサイズ”を目指しているのだと実感できる。
溶かすのはセミハードのラクレットチーズに限らず、カマンベールやゴーダ、ブルーチーズ、モッツァレラなど幅広く、合わせる食材やスパイスを工夫するのも楽しい。チップスにチーズをかけたナチョスも、おつまみにぴったりだ。
グリルパンをひっくり返して平面プレートにし、付属の陶磁器のココットをセットすれば、チーズフォンデュやチョコレートフォンデュも味わえる。ココットが平面プレートに密着してしっかりと熱を伝えられるように、あえてココットの底を削って滑らかにするなど、ここにも上っ面だけではないモノづくりの様子が垣間見られる。ココットはふたつ付属しているのでチーズを牛乳で溶かした子ども用と、白ワインで溶かした大人用に分けるもよし、チーズとチョコにするもよし。
これが1台あるだけで、家飲みの機会が増えること請け合い。パートナーと過ごす時間も、ぐんと増えるに違いない。

チーズ好きなら見逃せない、ラクレットグリル

フォンデュを楽しむ際には、チーズなどのソース材料を入れた付属の器を上面に載せて、中身を溶かす。

ウィナーズ TEL:03-6804-5538

※Pen本誌より転載
チーズ好きなら見逃せない、ラクレットグリル

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