数多のライバルと差をつける、見事な炊飯機能。
家電コンシェルジュ
concierge 神 原 サ リ ー Sally Kamihara
新聞社勤務を経て「家電コンシェルジュ」として独立。豊富な知識と積極的な取材をもとに、独自の視点で情報を発信している。2016年、広尾に「家電アトリエ」を開設。テレビ出演や執筆、コンサルティングなど幅広く活躍中。

青野 豊・写真
photographs by Yutaka Aono
リデ ポット
Re·De Pot 〈電気圧力鍋〉

数多のライバルと差をつける、見事な炊飯機能。

密閉構造と高温調理で、ご飯を25分でふっくら炊くことができる。実勢価格¥14,800(税込)

調理家電の中ではさほど新しいものではないが、この2~3年人気を集めているのが電気圧力鍋だ。子育てに仕事にと、忙しい毎日を送る人にとって短時間で煮込み料理ができるのは心強い。多くのメーカーが参入しているが、その違いを見極めるのは難しい。実際は、調理の容量や自動モードのメニュー数などで選ぶ人が多いのではないだろうか。
今回紹介する「リデ ポット」は、コンパクトで設置性がいいのはもちろん、なによりご飯が短時間でおいしく炊けるという特長がある。通常、電気圧力鍋でご飯を炊く場合、圧力をかけている時間こそ短いものの、30分ほどの浸水時間が必要だったり、安心してふたが開けられるようになるまでの排気の時間が長かったり、蒸らしの時間が必要だったりで、1時間ほどかかるものが多い。ところがリデ ポットは最大1.8気圧、100度を超える高圧高温調理のため、洗米してすぐに炊ける上に排気の時間も5分程度と短い。そのためわずか25分で炊き立てご飯が食べられるのだ。しかも小さく見えて最大4合まで炊けるのだから恐れ入る。実際に炊いてみても粒立ちがよく、圧力鍋にありがちな外側の煮崩れのようなベタベタ感がまるでない。食べるともっちりとした弾力が感じられて甘みもあり、高級炊飯器に負けない味わいだ。圧力切替弁などの仕組みもシンプルで扱いやすいのもうれしい。
そんな炊飯が得意という利点を活かして同社が提案するのが、『ごちそう炊き込みごはん』。フードディレクターの川上ミホを迎え、スペアリブや芋、豆などをお米と同時に25分で炊き上げる驚きのレシピをウェブで公開している。圧力以外にも一定の温度で加熱調理を行うスローや温めといった機能を完備。無水調理もできるため、白米や炊き込みご飯だけでなく、さまざまな調理に挑戦してみたくなる。
電気圧力鍋は重いイメージだが、約2.8㎏と軽いので、出来立てを鍋ごと食卓に運ぶのも楽々。なによりマットな質感でシンプルなデザインが心躍る。カラーはワインに近いレッドとブラック、ネイビーの3色を揃えている。
同社は前身のエス・キュービズム社の頃から、おもにひとり暮らしをターゲットにした小空間用の安価な小型家電を扱っており、その販路はウェブやホームセンターなどが多かった。そんな同社がいま既にあるものをリ・デザインし、暮らしを再設計できるライフスタイルブラントとして立ち上げたのが「Re・De(リデ)」。そのデビューを飾るのがこの「リデ ポット」だ。発表会では、使われない時間もそれがあることで心が満たされるような家電づくりをしていきたいとしている。次の一手にも、期待がかかる。

数多のライバルと差をつける、見事な炊飯機能。

カラーバリエーションは3色。メイン写真のブラックのほか、レッドとネイビーがラインアップされている。

エーステージ
電話番号:03-3573-0703

※Pen本誌より転載
数多のライバルと差をつける、見事な炊飯機能。