Pen国際版が制作した日仏合作の短編映画『静かな夜に』の本編が、ついに公開されました!

  • 文:Pen編集部

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Pen国際版が、フランス人監督を起用して制作した短編映画『静かな夜に』の本編が、まずは日本で公開されました。



物語は、著名なアート・キュレーターのマシュー・ヒリヤを中心に展開します。マシューは、「ホテル雅叙園東京」にある文化財「百段階段」で、若手写真家の展覧会を開催するために来日。しかし、その直前に恋人と破局していた彼は、心に深い傷を負っていました。悲しみを堪えながら、作品の展示を確認していくマシュー。その途中、彼は、ある写真の前で奇妙な体験をします。そして、そのまま幻の世界へ——。

そこでマシューは、ミステリアスな日本人女性と出会います。彼女から受け取ったメッセージに、心を打たれる彼。この神秘的な体験を通じて、マシューは“本当の自分”を見出し、再び前を向いて歩き始めるのでした。

この短編映画の脚本と監督を務めたのは、フランス人監督、ジャン=バティスト・ブロー。パリ、東京、ロサンゼルスという3つの都市を舞台に活躍する若手のフィルムメーカーです。異質なもの同士を衝突させて、新たなクリエイションを生み出すことに強い関心をもっているという彼。「異なる文化などをミックスして独自の作品を生み出すことが、私の監督としてのヴィジョンでした」と話しています。

豪華なキャストにも、ぜひ注目して下さい。まず、主演のエリック・ウェアハイムは、アンダーグラウンド・コメディーの世界で成功を収めてきたアメリカ人タレント。俳優としても活躍しており、近年では「ネットフリックス」のウェブTVシリーズ『マスター・オブ・ゼロ』にも出演しています。また、もうひとりの主演・麻宮彩希は、ファッションの最前線で活躍してきたモデルですが、この短編映画では女優として新しい表現に挑戦しています。

誰もが一度は経験する、失敗と葛藤、そして再起のストーリー。フランス人ならではの感性でつくり込まれた映像は、私たち日本人の目にも新鮮に映ることでしょう。美しく幻想的な作品を、ぜひお楽しみ下さい!

『静かな夜に』
監督:ジャン=バティスト・ブロー
出演:エリック・ウェアハイム、麻宮彩希ほか
共同制作:ペン・フィルムズ、ブロー・フィルムズ
協力:ノイズ・ゲート・サーカス
2018年 15分