『甘いねこ展』に合わせ、猫がモチーフの和菓子を限定販売――とらや東京ミッドタウン店で。

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    (上から)ういろう製『すませば』。白餡をういろう製の生地で包み、紅で色づけした。(1個¥473、販売期間 9月25日~11月4日)、特製羊羹(竹皮包)『にけ』。「猫は上のかぎりくろくて、腹いとしろき」。枕草子の一節に見える、黒と白の二毛柄の猫を、練りようかんと道明寺で表わした。(1本¥3,623、販売期間9月25日~12月16日)、きんとん製『うたたね』(生菓子)(1個¥473、販売期間11月5日~12月16日)。いずれも「ilove.cat」のデザインをもとにした。
    ©ilove.cat

    写真の3つの和菓子はどれも、猫をイメージしたものです。上から、猫の耳を模した、ういろう製の生菓子『すませば』、黒と白の二毛柄の猫を表現した特製ようかん『にけ』、それに丸まって眠る三毛猫の姿をおもわせる、きんとん製『うたたね』。3つの和菓子は、とらや東京ミッドタウン店ギャラリーの企画展『甘いねこ展』に合わせて販売される、数量限定の新商品になります。

    第30回の企画展となる『甘いねこ展』は、店内に設けられたギャラリースペースで、猫とクリエイターをテーマにしたWEBマガジン「ilove.cat(アイラブドットキャット)」の協力のもと、張り子の招き猫や土人形など、日本各地でつくられた猫の郷土人形を紹介。さらに源氏物語や枕草子など、昔から日本人が書物の中に描いてきた猫の姿を抜粋・書籍とともに展示します。また猫の和菓子を製作するにあたり出された、「こんな猫をモチーフにした菓子があればいいのに」というアイデアのデザイン案を壁に掲出します。

    1300年以上の間、日本人に親しまれてきたともいわれる猫ですが、とらやの約480年の歴史の中でも、猫をモチーフにした和菓子はほとんどなかったそうです。
    その理由としては、鶴や亀のように「めでたい」という意味合いをもつ動物でなかったこと、干支の12支に入っていなかったことが考えられます。
    でも、現在では大人気の猫のこと。猫の和菓子があったら、ほしくなりませんか? 東京ミッドタウンに行くのなら、展示を見てからお茶と和菓子で休憩というのもいいかもしれません。(Pen編集部)

    『甘いねこ展』

    9月25日(水)~12月16日(月)
    とらや東京ミッドタウン店内 ギャラリー
    東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア地下1階
    営業時間: 11時~21時
    無休(東京ミッドタウン休業日に準ずる)
    www.toraya-group.co.jp/