日本が世界に誇る“和食”という文化遺産、その代表格といって過言でないのが、蕎麦と日本酒ではないでしょうか。その味の広がりは千差万別、どちらも卓越した職人技の結晶といえるものです。

このたび、そんな日本の伝統的な食文化である蕎麦と日本酒が全国から集結する日本最大級のイベントが、代々木公園にて開催されます。

会場は大きくふたつに分かれており、蕎麦部門は「大江戸そば博」と題され、北海道幌加内町、福井県越前、福島県奥会津などなど、日本各地の有数な蕎麦どころから、薫り高き蕎麦たちが一同に集結します。各地の蕎麦職人たちが熟練の腕前を披露しながら、打ちたて・茹でたてを、その場で味わうことができます。産地によって異なる風味、喉ごし。そして蕎麦の味を引き立てる、独自に工夫を凝らしたつゆ！ 珠玉の蕎麦を思う存分味わうチャンスです。

酒好きには名称からしてテンションのあがる「大江戸大酒会」のコーナーでは、山形県の「十四代」や、山口県の「獺祭」など、知る人ぞ知る名酒、幻の稀少銘柄も数多く、約100種類もの日本酒を飲み比べすることができます。冷酒・常温を１杯300～500円という安価で提供。公園の空の下、至福の時間を楽しみましょう。

さらに会場では、蕎麦打ち体験や、益子焼陶芸体験、地方の蕎麦どころの工芸品や名産品、さらに酒に合う東京ならではの酒肴「大江戸タパス」などなど、見どころが盛りだくさんです。

蕎麦と酒の４日間、和の秀逸なコンビネーションに存分に酔いしれてください。（須賀美季）