活気づく京都・岡崎に、人気建築家が手がけるモダンなビールスタンドが登場。

活気づく京都・岡崎に、人気建築家が手がけるモダンなビールスタンドが登場。

写真:内藤貞保 文:小長谷奈都子

JBLのヴィンテージスピーカーからは小気味よい音楽が流れ、店内にはさりげなく古道具が飾られている。アサメラの一枚板のカウンター席に加え、奥には個室もオープン予定。

京都市京セラ美術館がリニューアルオープンし、注目のショップやレストランが次々誕生して賑わう京都の岡崎エリア。新たに、建築家・木島徹さんが手がけるビールスタンド「コノシマビール」が登場し、話題となっている。

木島さんといえば、木や土壁など自然素材をふんだんに使い、茶室のような凛とした空間を得意とする建築家。京都で人気のバーやコーヒー店、レストランなどを数多く手がけている。その木島さんが自らオープンしたビールスタンドとは?

場所は、地下鉄の東山駅から徒歩2分の三条通り沿い。3階建てビルの1階にウッドデッキのテラス席があり、ガラス戸の向こうの店内に、テラスと同じ床、壁、天井が続いていく。「非常に細長い土地をうまく使えたと思います。テラス席から店内へ続くような造りや、入り口の壁、カウンター端の壁、奥の個室の壁と、少しずつ仕切りをつくることで、奥行きを感じさせるようにしています」と木島さん。奥へ奥へと誘われるような造りに、そんな視覚的トリックが隠されていたとは。木と土壁が彼の定番スタイルだが、ここでは洗いをかけたモルタルやタイルなどを組み合わせ、モダンに仕上げているのが特徴だ。

店を切り盛りするのは、実弟の木島良さん。「クラフトビールが流行っているけれど、日本の大きなブランドで揃えたのは、気楽に入ってもらいたいから」と、サッポロの生ビール5種を揃える。定番の黒ラベル、エビス、エビスマイスターに、希少ホップを使用した軽やかな飲み口のSORACHI 1984、まろやかなコクのエビス スタウト クリーミートップというラインアップだ。ビールのほかに、ワインやウイスキー、ソフトドリンクなども用意。フードは、卵やミックスナッツなどの燻製ものと、ビールと相性抜群のフィッシュ&チップスやオニオンリングといった揚げ物がメインとなる。

自然素材をシンプルに仕上げた空間の心地よさと、コーヒーを飲むようにふらりと立ち寄れる気軽さ、そしてクリーミーな泡の冷えたビールにおいしいアテ。早くも地元の人の憩い場になっているようだが、旅行者にとっても美術館帰りや岡崎散策の鉄板コースになりそうだ。

店主の木島良さんは、10年以上お寺に勤めたというユニークなキャリアの持ち主。

左から、「エビス スタウト クリーミートップ」¥1,000(税込)、「エビスマイスターR」¥800(税込)、「SORACHI 1984 S」¥500(税込)。全種類3サイズ揃い、Sサイズでいろいろ飲み比べても。

奥から時計回りに、「チーズの燻製」¥300(税込)、「鶏もも肉の燻製」¥600(税込)、「フィッシュ&チップス」¥1,000(税込)。フィッシュ&チップスはハーフサイズもある。

屋根付きの安心感と、外の風や光を感じる開放感をあわせもつテラス席。

木目が美しいケヤキの看板。店名は木島さん兄弟の名字を別読みにして命名した。

コノシマビール
Konoshima Beer
京都府京都市東山区三条通白川橋東入ル二丁目西町127番地 三条白川橋ビル1F
TEL:075-585-4087
営業:14時〜22時
定休日:月
https://www.instagram.com/konoshima_beer/

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Feature Product 【ピアジェを巡る6つの逸話】第4回:職人の手作業による、極上の仕上げ。
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